ラークスパーというのは千鳥草のことで、ブルーや白、ピンウの千鳥草は昔からあった。
実は私が小学6年生のときに初めて播いた花の種がこの千鳥草とペチュニア、キンレンカ(今はナスタチュームと呼ばれることが多い)の3種類だった。キンレンカだけは発芽しなかったが、千鳥草とペチュニアはずいぶん良く咲いて、翌年もその翌年もこぼれ種で咲いてくれたものだ。私にとってはちょっと思いで深い花なのだ。
毎年、何種類かデルフィニュームやらラークスパーやらを種播きするけど、開花までこぎつけられるのはたいてい1種類か2種類。特にデルフィニュームはどうも私とは相性が悪く、今年もすでに諦めの境地で、苗を2株ほど買ってしまった。その苗からそろそろ開花しようというところだ。
↑はそんなデルフィではなくラークスパーのほう。たぶんタキイの種を取り寄せたか店頭で買い求めたものだと思う。種袋を探しているのだけど、どうも見つからないので品種名が今のところはっきりしない。グレーがかった紫色と言おうかとても微妙な色合いで、開花したのを見て仰天した。今まで私が育てた花の色にはこんな色はなかった。
バラにこういう色が合ったような気がするが、なんとも微妙な色合いが美しい。
接写したもの。花の大きさも普通のものに比べるとかな大き目だし、八重咲きっぽくてボリュームがあり、それがまたこの色に似合っている。たまたまカスミソウやエキウムなどのそばに植えてあったので、周囲の花との色合いも抜群だったと思う。
今のところ、咲いているのはこの一株だけで、他の株が違う色が咲いたならば、種がミックスだったといえよう。
しかし、できるならば全部がこの色であって欲しい。そして、種を絶対に採取しようと思う。