ニオイバンマツリ

今年もニオイバンマツリが見事に開花してくれていた。

くれていたと過去形なのは、実は花の盛りはもう終っている。今年は山歩きを頻繁にしているので、自宅で咲いた花の紹介が遅れ気味だ。4月5月は野山でも花がたくさん咲きあがるように庭や畑も花盛りだ。

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白い花と紫色の花が同時に咲いていて、初めて見る人はみんな不思議がる。

実はこの花、咲き始めは紫色で、咲き進むと白くなる。しかし、すべての花が一斉に咲く訳ではないので、早く咲いた花は白くなっているが、蕾が開いたばかりのはまだ紫色をしているという具合だ。

Dsc00703 これは5月18日撮影の画像。

全体像だ。この木の由来は去年のアップの時にも書いたけど、もう15年程前に義妹に鉢植えのニオイバンマツリをもらったもの。その頃はまだ子供たちも小さくて、鉢植えでは水遣りが大変だし直ぐに枯らしそうだったので、地植えにしたのだった。植えた当初は小さい木で丈は20センチほどだった。

毎年少しずつ大きくなって、今では高さが2m,株張りも2mほど。高さはそうでもないけど、こんもりとした木のすべてがこんな色に染まるので、かなり目立つ。ご近所の人にも「あれは何の木?」聞かれることが多い。

Dsc00615_3 ナス科バンマツリ属。

南米原産なので、寒さには弱いらしいが、瀬戸内海に面した我家では何もしなくても冬越ししてくれる。以前は寒差の厳しい冬には葉をすべて落とすこともあったが、今ではそれもなくて葉をつけたままだ。

地植えでこれだけ大きくなっているのはそれほど見ないから、珍しいのかも知れない。夕方にはなんともいえない良い香りがして、それも楽しみだ。

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