畑ではキンケイギク、ヤグルマソウ、シャスタデージーなどの初夏の花が一段落して、この前から合間を見て抜き始めているところだ。
春先に咲く花は一体に草丈の低い可愛いのが多いけれど、初夏から夏にかけては草丈が1mぐらいになる大型の花が多くなる。
そんな中、畑の一番奥でエリンジュームがこの前から咲き始めた。
このエリンジュームの苗は05年初夏にネット花友さんのprimroseさんにいただいたものだ。
大きいのと小さいのと二つのゴボウ根を送っていただいたと思うのだが、一つは駄目にしてしまい、残った一つが根付いてくれたようだ。実を言うとブルーや紫色の花が好きなので、2,3年前に、エリンジュームは英国の種を取り寄せて種まきした事があるのだが、発芽すらしなかった。取り寄せた種は鮮度もまちまちなことが多く、なかなか発芽にいたらないものも多い。もっとも、種まきするほうも初めて育てるものは発芽適温など発芽条件も手探りしながらだから、一度目の種まきでどんぴしゃ発芽してくれれば、ラッキーと言えるかも知れない、
もう一度種を取り寄せるかな?と思っていたところに、primrosesさんが送ってくださったのだから、ほんとにありがたかった。
他の花があらかた終わってしまって、倒れてしまったヤグルマソウなどが背景になってしまって、著しく美観が損なわれているが、エリンジュームそのものはとても素敵に咲いている。特にすばらしいと思うのは葉っぱ以外の全草が紫色を帯びている事で、花は勿論だけど、ガク、茎にいたるまでなんとも素敵な紫だ。
和名はマツカサアザミという。アザミというからキク科かと思うとそうではなくてセリ科エリンジューム属。触れるとカサカサした感触で、案の定、ドライフラワーになるようだ。
うまく宿根してくれると嬉しいね。
エリンジュームの直ぐ後ろには、ピンクの小花が集まって咲くバーベナ・ハスタータが植わっている。
こちらは種を04年初夏にprimroseさんにいただいたもの。
05年初夏には咲いてくれたのが、聞いていたとおり、冬場は地上部はなくなるもののちゃんと宿根してくれて春先にはちゃんと新芽が上がった。
しかも宿根した株の周囲にはたくさんのこぼれ種発芽が出てくれて、それをポットに拾い上げたおいたのが早くも開花している。
今までバーベナといえば花壇や道路の植栽に草丈の低いのがよく植え込まれていたものだが、こういった高性バーベナも負けず劣らず丈夫で手がかからないのが嬉しい。
クマツヅラ科クマツヅラ属。
やはり背の高いバーベナの仲間で、野生化したのを見かける三尺バーベナも、この時期にはすっかりおなじみの花になった。