昨日はいつもの野草友達Rさん、そして初対面の野草関係の方3人とで今の時期の野草を観察してきた。
RさんのHPの掲示板に最近書き込みをされ始めた方が、ウメガサソウの花が咲く場所に案内してくださると言うのだ。
しかもRさんと私以外は植物関係の会に所属されていると言う。いつもとは一味も二味も違う散策となった。
場所は私がよく行く山だが、同じ山でもいつも行く場所とはちょっと違う場所。
初めて見るウメガサソウは草丈わずか10センチほど。
イチヤクソウ科ウメガサソウ属。花の雰囲気はイチヤクソウと似ているが葉のつき方や葉の形はイチヤクソウとは違うようだ。
茎が長く頭頂部に花を一つつけるという、撮影し難い花の常で、帰宅して画像チエックしてみると全体像を撮影したものがことごとく失敗していた。中で一番ましと思われるものをアップしてみた。全体はこんな感じなので、花の部分だけはトップ画像でご覧下さい。
小さな花姿で樹林の影になるようなところに咲いているので、そうと言われなければ見過してしまうかも知れないような花だ。可憐そのもの。
イチヤクソウは不思議と数本で固まって生えていることが多い。それも木の株もとなどでよく見かける。
5月から
花穂が上がっていて蕾がついた状態を何度も見てきたが
ようやく綺麗に開花しているものに出会えた。
またイチヤクソウを見た場所にもう一度ぐらい通おうかなと思っていたところなので、ほんとにラッキーだった。
それにしても美しい花だ。
花に近付いてみた。まだ蕾が少しの残っている状態なので、最高の時期に見られたようだ。
イチヤクソウ科イチヤクソウ属。「全草を乾かし薬用とするところからこの名がある」とあるが、昨日伺った話では、薬効はそれほどでもないそうだ。
しかしセンブリと同じで可憐な上に薬効もあるということでますます好ましいイメージがある。
群生する姿はまた格別、愛らしい。
勿論これも案内していただいたもの。コバノイチヤクソウというものがあるのは何とか知っていたがマルバイチヤクソウの名は初めて聞いた。もう何年も株だけはあるものの、花が咲いていないそうだ。葉脈の模様がイチヤクソウとは全然違う。花は咲いてもまばらで、イチヤクソウのように花をたくさんつけることはないそうだ。
そうそう、イチヤクソウと同じ場所で見かけたギンリョウソウの画像もアップしておこう。
姿かたちはまったく違うけれど、このギンリョウソウもイチヤクソウ科でギンリョウソウ属。同じイチヤクソウ科の花が4種類も一日で見られたという訳だ。
もっともギンリョウソウのほうはいろいろな山でよく見かけるので、それほど珍しいものではないようだ。