ネジバナ群生、クルマバナなど

ガスがかかってまるで夕闇の中に居るような山頂から5合目まで下ると、それより下は普通の4時過ぎの明るさだ。

里に下ってくるとまだまだ帰るには勿体無いような明るさなのでで、少しだけ寄り道をしてみる。

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4年ほど前からちょくちょく立ち寄る空き地があって、そこには四季折々の野草が咲く。

Rさんが別の場所でだが、すでにヒメヤブランを撮影したというので、その空き地に毎年咲いていたヒメヤブランが見たくなったのだ。ところがヒメヤブランは陰も形もなくて、代わりに咲いていたのはカワラマツバ、コマツナギ、クルマバナなどだった。

そして、近くの田んぼの畦には↑のような見事なネジバナの群生。

去年、ここに来た時に近くを通りかかった土地の方の話では、以前はここにはネジバナは割かなかったが、農地整理をしてよそから土を入れてからネジバナが咲くようになったそうだ。この畦には5月、6月にはブタナも見事に群生するがそれも農地整理の賜物だろう。

Dsc01487_1 それにしても気持ち良さそうに咲きあがっているネジバナたち。周囲の草もほどよく草刈されていて、ネジバナにとっては環境がよいということだろう。

Dsc01483_1 空き地に生えていた立派なクルマバナ。

これも8月の高知の山地で見たことがある。シソ科トウバナ属。

Dsc01496_1 用水のほとりの枝垂れて咲くクルマバナ。

農家の方も綺麗な野草なので、抜かずに置いてくれたのだろうか?

春にはこの用水のほとりにはスミレとツクシがいっぱい生える。

Dsc01494_1 やっぱり田んぼの畦に咲いているミヤコグサ。この前見たものより花が小さくて花つきがまばらということは西洋ミヤコグサではないほうかな?

Dsc01492 一年ぶりに見たアゼムシロ。和製ロベリアだ。こんな可憐な野の花も最近は通販で買う人がいるとかいないとか・・。

キキョウ科ミゾカクシ属。

山里の畦道は平野部の畦では見られないような優しい花のオンパレードだった。

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