3年ぶりの東赤石山、その1

前回、東赤石山に登ったのは、ほぼ3年前の2003年月8月1日。

東赤石山は新居浜市の南に位置する赤石山系の盟主とも言える山で、標高1707m。橄欖岩:からなるこの山はオトメシャジンなどの固有種が多いことでも知られる四国ではちょっと有名な花の山だ。

Dsc01669

東赤石方面。一番奥に聳えるのが恐らく東赤石山だと思う

6月初めに西赤石に登った折り、東赤石の雄姿を目にして、もう一度登りたいと考えていた。本来は7月30日に野草友達のRさんとその知り合いの方々と登る予定が、天候のせいで予定がずれて7月29日になった。29日は私は都合が悪く、末っ子に訊いたら、30日なら夏期講習が休みなので登ってもいいという。

画像は帰りの道中、金砂湖付近から撮影した。

末っ子とは私が山歩きを再開した01年春の竜王山を皮切りに石鎚、剣山、皿ガ嶺、大川山など、何度か四国の山に連れて行った。中学に入ると部活が始まったのと親離れもあって、さすがについてこなくなったが、今回は部活も引退して暇だったらしい(ほんとは受験生です(^^;) )

目覚ましは5時にセットしてあったが、もうちょっとと思って再び目を閉じたのが間違い。はっと目が醒めると6時だった。土曜日の夜はお仕事なので、翌日の家族の昼用のカレーを煮込んだり用意をしたりすると、就寝はどうしても1時ぐらいになるのだ。

急いで末っ子をたたき起こし、準備をして洗濯物だけ干して車に乗る。6時半出発。途中、セルフのガソリンスタンドでガソリンを足す。山に入るときは常にガソリンは多めにしておく。高速は早朝とあってガラガラ。

三島・川之江インターで下りて山道に入る前に、コンビニで凍らせた飲料と昼用の食料、行動食を調達。自宅で凍らせたアクエリアスを3個用意したが、それでは足りなさそうに感じたのだ。三島から法皇トンネル方面に入ると、店らしい店はない。以前登ったときは筏津からだったが、今日は筏津より少し手前の瀬場という登山口から登るつもりだ。注意して見ていると車が5,6台とめてあるので、瀬場の登山口はすぐにわかった。8時到着。道路をはさんだ向こう側に停めた車のそばでは山靴に履き替えている人たちも見える。私と末っ子も急いで靴を履き替え、ザックに食料を入れる。

Dsc01460_2 登山口にはこんな綺麗なトイレが設置されている。西赤石登山口の日浦にも新しいトイレを作っていたが、新居浜市が整備しているのかも。中は水洗で清潔だった。こういうトイレが登山口にあるとほんとに助かる。

歩き始めは8時15分。

Dsc01462 樹林の中をジグザグにつけられられた道を登っていく。曇っている上、樹林の中とあって薄暗く、どうしてもフラッシュが光ってしまう。つい26日の水曜日にトレーニングと思って讃岐富士に登ったばかりだけど、そのときはミヤマウズラを見つけられなかったが、そろそろこんなに花茎を上げているのだ。この分なら開花は間もなくだろう。

Dsc01463_1 この前買い与えたauの携帯はウオークマンにもなるらしく、携帯で音楽を聴きながら山道を歩く末っ子。山靴は三年前に一緒に登った兄のものがちょうどぴったりだった。節約できた~。

咲いている花といってはウバユリぐらい。

Dsc01464_4 ヤブツバキの木が目に付く。

Dsc01465_2 薄暗い林の中でランの仲間が生えている。ジガバチソウだろうか?6月始めに西赤石でもこれと同じ二枚葉を見かけている。今の時期は花はとうに終ってすでに種になっているようだ。花の時期だけ見逃している(^^;)

Dsc01466_4 同じ場所に数株群生しているところを見ると種で増えているようだ。

8時30分、筏津からの登山道と合流する。

筏津からとのルートはほんの5分か10分ほど時間が短縮できるという程度。3年前には筏津からのルートを登ってきたのだ。

Dsc01468_1 合流してからしばらくは樹林の中ではないので比較的明るい道になる。葉っぱの上に黒っぽいキリギリスがいた。珍しいので撮影していたら後方から男性の2人組みがやってきた。写真を撮るので先に行っていただく。この後、この2人の男性とは抜きつ抜かれつとなった。

コメント(4)