キレンゲショウマは刀掛けの松から5分ほど歩いたところで行場方面に下る道が出ていてそこから下るとすぐに群生している。しかし開花時期は人が多いので去年ぐらいから一方通行になっている。トラバース道をそのまま進み10分ほど歩いたところで下るのだ。標識はしっかりしているので問題ない。
そしてキレンゲショウマの時期にやはり咲いているのがソバナ。
四国では私はここでしか見たことがなく、(石鎚でも咲くかもしれないが)毎年、ここでソバナの花も楽しむことにしている。
行場付近で咲いていたソバナはとても濃いブルーをしていて、なんとも言えず美しい。
露がついているのは朝露だろうか。それともガスが水滴に変わったのだろうか。
ツリガネニンジンは普通の野山でも見かけるが、ソバナは高山でなければ見られないようだ。
キキョウ科ツリガネニンジン属。
ソバナという名は「岨(切り立った崖)のようなところに生え、若芽が食用になるから」と私の図鑑に記載がある。そして、なるほどほんとに崖のようなところに多く咲くのだ。
以前信州で見かけたのは草丈も大きかったけど、剣山のは岩場のようなところに咲くので小柄なものが多いようだ。
アキチョウジも早くも咲いているが、バックが冴えないので紫色の花が引き立たない。
やはり湿っぽい谷筋などでよく咲いている。
ゴマノハグサ科もぞホオズキ属。
やがて岩場に出た。右斜面は谷になっていてオタカラコウが咲いている。
山道から10m近く隔てて岩場がそそり立っていて、その岩場にキレンゲショウマが咲いている。
大型の花なので遠目にも何とか見える。
目の前にはこれまた大きなシシウドが咲いている。
シシウドを手前にしてキレンゲショウマを撮影する。少しズームしてみる。