塩塚高原にはR32を山城町付近でR319に入り、西に向かって暫く走る。
10分も走ると標識があって塩塚高原とあるので、あとはところどころに立っている標識を頼りに走る。
徳島はこんな山奥にとビックリするようなところにも必ず民家があって、今回も登れども登れども次々と民家があることに驚く。
民家があるということは道は細い道だが、草刈などは結構きちんとされてあって、時折可憐な花が道端に咲いている。
途中、ハガクレツリフネが咲いているところが二箇所ほどあった。
剣山で見かけたハガクレツリフネは強風でピンボケ続出だったので、今日は願ってもないシャッターチャンス。おまけに傷みのない綺麗な花に出会えた。
ツリフネソウ科。ハガクレツリフネは紀伊半島、四国、九州だけに分布する。
3年前に比叡山で見たツリフネソウは一目でそれとわかるほど華やかな色合いだったが、こちらは地味な色合いだ。しかし、今日見た花はとても大きくて、ハガクレツリフネってこんなに花が大きかったっけ??と考えてしまった。
キツリフネも同じだが、葉の葉脈から葉柄が出るという変わった咲き方をする。
その様子を撮影しようと思ったら、ピンボケになってしまった。
まるで葉っぱの下に隠れるように咲くので、ちょっと撮影しづらい花でもある。
これは讃岐の山ではあまり見たことがないように思う。
↑のハガクレツリフネは実はこのメタカラコウが目に飛び込んできたので、車をとめたら見つかったものだ。
メタカラコウは黄色で大型の花なので、運転しててもよくわかるのだ。
アキノタムラソウも7月から、低山でもよく見かける花だが、これもロングランでずっと咲いている。
そういえば、今年はヤマハッカ蛾まだ見かけないなぁ。
クサアジサイもまだ綺麗に咲いていたが、こんなに遅くまで咲くものだろうか?
アケボノソウが運がよければ見られるかと思っていたけど、まだまだのよう。
これはたぶんアケボノソウの株だと思うが・・。
他にもゲンノショウコなど、この一画はざっと見ただけでも10種類ほどの花が咲き乱れているのだった。
花の少ない今の時期にこれだけ咲くのだから、春にはさぞかしと思われる。