秋晴れが続いている。
月末やら何やらで、暇ではないのだけど、野草友達から散策のお誘いを頂いたので、時間をやりくりして、半日ほど近くの山を訪れた。
花は秋に入ると次第に減ってきて、野山を歩いていても目につくのは木の実が多くなる。
9月初めにはそれほど目立たなかったが、昨日は多くの木の実を見かけた。
まずはイガが割れて中の栗が見える状態で目についた栗の実。
栗のイガは山を歩いていると、よく道端に落ちているものだけど、こんな状態で枝についているのは珍しい。しかもつやつやと輝いて美味しそうな実。
他の場所では道に落ちた美味しそうな栗もかなりあって、同行のRさんは小家族なので「一回分の栗ご飯が炊けそう」といって喜んで拾っていた。
そういえば、友人のYさんからは「画材にしたいので、イガつきの栗を売っているのを知らない?」と一週間ほど前に電話をもらったのだった。急ぎでなければ、いくらでもお役に立てたのだが・・。
アケビはこの山にはとても多くて、それこそあちこちで実がぶら下がっている。
しかし、紫色に熟すまでにはまだ半月ほどかかりそう。
葉が三枚見えているのでミツバアケビかな?
熟した実の様子はこちら。
ムベの実もアケビと同じくらいたくさん見かけた。アケビはどの山でも見かけるが、ムベはそれほどどこにでもは生えていない。
しかし、この山にはムベも非常に多いのだ。
「むべなるかな」のあのムベだ。
去年の10月末に熟したムベの実を採取してきて、食べたときの画像。
お味はほんのりとした甘味があって、種の多いアケビと比べると食べやすいと思う。
一目を引く真っ赤な実は、お馴染みガマズミの実。春に真っ白な花を咲かせたガマズミは秋には真っ赤な実に返信という訳だ。
果実酒にするととても美味しいそうだけど、まだ試した事はない。
面白い事にムベもガマズミも検索してみると、こんな雑木ですら、ちゃんとネット通販されている。しかもかなりいいお値段なので、またまたびっくり。
実の後方にカタツムリが見えるのに気づかれたでしょうか?
9月初めにはまだ花だったクサギもそろそろ実になり始めていた。
赤いガクの部分に包まれた青い実は、秋の里山を歩くと必ず目にする、いわば秋の風物詩といえよう。
9月初めにはこちらも白い花が数百と咲いて見事だったが、今では種に変わっている。
最後にこんな真っ白なキノコも見かけた。
yuukoさん、名前、わかります?