急に実家方面に行く用事が出来た。いつもの野草観察場所に少し立ち寄るぐらいの時間はありそうだ。
海の直ぐ近くまで山が迫っているような場所で、ツリガネニンジン、ワレモコウ、ヤマハッカなどが道端で見られる。
釣鐘というには少しシャープなラインをした花。
ちょうど、花の直ぐ上にセスジツユムシがとまっていた。我が家の畑にも毎年登場する昆虫だ。ツリガネニンジンの花が大きいので、まだ小さいツユムシと大きさが変わらない。
去年もここで見ることが出来た白花のツリガネニンジン。今年はずいぶん小さい株だな~と思ったら、草刈に遭ったか、誰かに切られたようで、主になっている茎は切り取られていた。白花は目立つし、切られてどこかの花瓶に生けられているかも知れない。
今年は草刈の後に出てきた株だからどれも小さめだ。
笹やクズの中に出てきたワレモコウ。なかなかたくましいものだ。特に探さなくとも、ちょっとした野山でよく見かける。
この場所にはヤマハッカも咲く筈だったと思った。やっぱり咲いていた。今年は秋の花がどれも遅目だったんだね。
しかし、ここにも咲いていたはずのツリガネニンジンを今年はここで見なかった。
草刈があまりされてないようだから、笹に負けたのだろうか?
ああ、今年もそんな季節になったのだ。
これからの野山で見られるのはもうシマカンギクとトリュウノウギクぐらいだ。