一口に4月の野山の花といっても、標高100mほどの場所に咲くものもあれば、標高1800で咲く花もありますから、一概にどの花が必ず4月の中旬には咲くとは言えないです。
4月半ばに標高200ほどで咲くヒトリシズカが標高1000mでは5月初めに咲いていたりします。そんな風に行く先々の山々で季節の微妙な移ろいを感じるのも面白いですね。
4月末に比較的近い山にオドリコソウが大群生しているのに出会いました。
今まで違う季節には何度か行っている山でしたが、オドリコソウの大群生に出会うのは初めてでした。四国ではそれほど出会うことのないオドリコソウですので、来年の4月にもこのオドリコソウに会いに行くことは間違いないでしょう。
ヤマエンゴサクと並んで春の妖精といっても良いようなジロボウエンゴサクの花です。今年は皿ヶ嶺でちょっとした群生になって咲いていました。
毎年、春には二度ほど行っている皿ヶ嶺でしたが、この場所にジロボウエンゴサクが群生することも今年初めて知りました。
この花の色といい形と言い、とても愛らしいです。
6月には甘い実をつけます。
葉が我が家に植えているものより少々長めです。
地味で目立たない花で、この花を撮影していると、たいてい、他の登山者の方に呆れられます。(^^;)
剣山にも咲きますので、来春はどこヘ見に行こうかと迷うところです。
ナズナの仲間もハタザオやユリワサビなど一見しただけでは迷いそうなものが多いです。
今年はスズシロソウの群生を見ることが出来ました。
イチリンソウを一人で楽しめる場所を今年も見つけました。
ショウジョウバカマは山に行くとほんとにあちこちで見ることが出来ますが、日当たりの良い場所でないと花芽をつけにくいようです。
バイカイカリソウは小さな白い花です。清楚そのものという花を咲かせます。
株や葉はよく見ますが、開花株は半分もないでしょう。
可憐で儚げな姿に、誰もが惹かれずには居れません。