今年の春はとりわけ野山によく出向きました。
県内の山や山里ならば半日、あるいは3時間ほどの時間で訪れる事が可能な場所もあるのです。
他の方と行く事もありますが、大抵は一人で出向き、心いくまで眺めてきます。
高山ではなく里山で山桜の頃に見かけるのがフデリンドウです。
大抵は山の麓のような場所で日当たりの良いところに咲いています。
春に咲くリンドウは小さなものが多く、殊の外愛らしいですね。
去年、フデリンドウをよく見かけた山では今年の春は見つけることが出来ませんでしたが、代わりに別の山で、群生する場所を偶然見つけました。
こんな不思議な木の芽とも花ともつかぬものに今年の春は初めて気付きました。
調べてみるとフサザクラというパイオニア的な植物らしいです。沢が崩れ落ちた崩壊部分のような場所でよく見ることが出来ます。スミレなどもオアイオニア植物としての要素を持っているそうです。
ニョイスミレです。白っぽい花弁で小さな花を咲かせるので、スミレの中では同定が容易な種類です。
湿地とまではいきませんが、割合湿っぽい場所を好むようです。
ヒトリシズカの咲く場所は数箇所知っていますが、不思議とイチリンソウの近くに咲くことが多いような気がします。
ヒトリシズカという名前からでしょうか。人気のある花のようです。
今年の春は花が遅かったのですが、ヤブツバキもも遅かったですね。四国では冬から咲いていることが多い藪ツバキですが、今年は山桜とのツーショットを何度も見かけました。そんな年も珍しいと思います。
里山では結構見かけることの多いシュンランですが、盗掘などで、数を減らしているそうです。
冬にシュンランの株をたくさん見かけた山に、今年は花を見に登ってみましょうか。
やはり里山で時折見かけることが出来るヒメハギです。
小さな花ですが、ビックリするような鮮やかな赤紫の花はよく眼にとまります。
我が家にも通販で取り寄せた株がありますが、低山に咲く花ですので、自宅でも野でもほぼ同じ頃に花を見ることが出来ます。