ヒナスミレ

ヒナスミレを見に行きませんかとお誘いを受けました。

ヒナスミレの葉は今まで何度か見ていて、知っていますが、花はまだ見たことがありません。

誘ってくれたのは野草友達のRさんで、今まで何度も彼女から「ヒナスミレはとても上品なスミレで可愛いのよ」と聞いていました。

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桜の花やツツジの花が咲く中を30分近く登って行くと、ヒナスミレの葉が見えてきました。

葉はたくさんあっても、そのわりに花数が少ないスミレなのです。

でも、ちゃんと咲いていました。

色は淡い紫色です。マンジュリカの濃い紫、ナガバノタチツボスミレの紫色、シハイスミレの赤みを帯びた紫色とは全然違います。

今までに見たスミレでこんな色をしたスミレはありませんでした。

P1050151 葉の切れ込み方などにも特徴があって、またこの山で咲くのはフイリヒナスミレということで白い斑が入って葉もとても上品で綺麗です。

画像をモニターで見て初めて気付きましたが、葉には毛が生えているようです。

私の持っている雑誌にはこんな解説が入っていました。「透明感のある淡紅紫色の花は楚々として魅力的。かなり早咲きで日陰を好むが、ある程度光が入らないと花をつけないため、この花を見るのは骨が折れる。北海道~九州中部に分布するが、おもに東日本太平洋側の山地に多い」

P1050173 すでに花が咲き終わった株もあれば、今から咲き始めるような株もありましたから、この山では4月上旬が見頃のようです。

群生は数箇所あって、日当たりなどの関係もあって、3月末から4が半ばぐらいまでは楽しめそうです。

P1050174 上品な葉に上品な花がぴったりマッチして、いがりさんが「スミレのプリンセス」と呼んだのもわかりますね。

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