30分も歩いたところで、上から二人の男の人が下山してきました。
「上には何か咲いてました?」とお聞きしたところ、「つつじぐらいですね~」とのこと。時間が時間なのでそうゆっくりもしておれないので、この辺で下ることにしました。実際、その辺にくると、花もあまり咲いてないのです。一番花が咲いていたのは登山口付近でした。
その方たちにヤマシャクヤクが咲いているという話を聞きました。
場所は登山口に至るまでの、丁度私が車をとめた辺りらしいです。では、帰りに立ち寄ってみようかな~などと考えながら下り始めます。
登るときには気づかなかったフデリンドウが咲いています。それにしてもフデリンドウは里山の標高50mほどの場所から標高1200mのこの付近まで、いろいろな場所で見かけるものですね。
たいていは落ち葉の中からこうして顔を覗かせているのを見ることが多いです。
ナスビ平でも出会ったミツバテンナンショウです。テンアンショウの仲間では比較的高山で見かけるように思います。
マルバコンロンソウも咲いています。沢筋ではお馴染みの花ですね。
岩の下で紫色の花を咲かせているのはヒメエンゴサクでしょうか。今年はまだ青い色の山エンゴサクを山で見ていません。
カタクリもこの山のどこかで咲くらしいとのことですが、花の時期にはもう遅いでしょうね。
ハルトラノオもまだ咲き残っていましたが、早春に見る初々しさはすでになくなっていました。例年は皿ガ嶺で4月半ばに見ています。