ユキモチソウ、シャクナゲなど

ユキモチソウも四国の固有種に近いテンナンショウ属の植物です。

四国以外の方にとっては、なかなか自生の姿をご覧になることが少ない植物でしょうから、大急ぎでご案内しました。

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今年は低山を歩くことが多かったので、すでに二度もユキモチソウを見ていましたが、それでもその時は仏炎苞がまだ開いてない状態だったので、完全に開花した状態ではこれが今年の初見です。

例年ならドライブの最中や登山口までの林道の縁などに咲いているのを見ることが多く、ユキモチソウを見るためにわざわざ山道を歩いたのは、今回が初めてかも知れません。普通は竹やぶの中などに咲いていることが多く、こんな落葉樹の自然林で咲くことのほうが珍しいかも。

P1060488 同じユキモチソウ個体の4月15日の姿です。

P1080218 昨日の沢筋の新緑の様子です。

標高700付近でもすっかり若葉になっていますね。

P1060481 二週間前の同じ沢筋の画像です。この頃はまだ新芽が萌え始めたばかりでしたが、緑がかなり濃くなっているのがわかります。

P1080254 4月20日頃にはまだ蕾だったシャクナゲもかなり咲いています。

わずか二週間足らずの間にも山は装いをずいぶんと変えています。

P1080251 同じシャクナゲの木だと思うのですが、何故か白っぽい花も咲いています。四国の山のシャクナゲは今年はどうやら裏年のようで、どこの山のシャクナゲモほとんど花芽がついてないようです。それだけ、去年のシャクナゲが見事だったと言うことでしょうね。

4月下旬には何とか咲き残っていたタムシバも5月にはすっかり花はなくなっていました。でも、樹肌と樹形を憶えたので、次回からはタムシバは花がなくてもわかると思います。

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