今年もカタクリのお花見、その8、スミレ群生

歩いていると、いきなりスミレの群生が目に飛び込んできました。

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タチツボスミレのようです。葉が小さいので、コタチツボスミレかも知れません。

ナスビ平への登り道でもスミレはたくさん咲いていたのですが、これほどの群生は見ませんでした。よほどスミレの咲く条件を満たした場所なのでしょう。

P1070797 そのタチツボスミレの群生に混じって、エイザンスミレが4,5株見えています。タチツボスミレとは明らかに花の色が違うのと(エイザンはピンク色です)草丈の割に花が大きいのとで直ぐに区別できます。何よりはっきりしているのは葉っぱの形で、エイザンスミレは切れ葉です。

P1070800 ↑の画像は葉っぱが判り辛いので、葉っぱのよくわかる画像も貼ってみます。

ほんとに頭でっかちのスミレですね。

このスミレの群生を見た後すぐに分岐を右に下ります。土山越のようです。まっすぐ行けば大永山トンネルの真上を通過して西山方面に行けるようです。私たちは大永山トンネルから1キロほどの中七番に車を置いてあるので、ここで右に進路を取ります。

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しばらく杉の植林の中を歩いた後、沢沿いに出ました。マルバコンロンソウが咲いています。コンロンソウの仲間は水気が好きですね。

P1070803 S君が「咲いてるぞ」と言うので、何が咲いているのかと思ったら、頭上7~8mのところでアケボノツツジが咲いていました。標高が低いこの辺りでは咲いているようです。近寄れないのが残念ですが、仕方ないですね。

15時10分頃、大永山トンネルの別子側出口に通じる林道に出ました。ここからは車道歩きです。

P1070804 1キロあまりの道のりを登ってきた山々や車道近くの木々などを見ながら、のんびりと歩きます。車道端にはフウロケマンも咲いています。

アケボノツツジの咲き始めた株も沢の向こう岸の山肌に見えました。

15時30分、フォレスタハウスに帰ってきました。丁度7時間の山歩きでした。

P1070812 フォレスタハウスの近くにはまだまだ山桜が咲き誇っています。

昼間、道端にとめてあった車は、車内の気温がずいぶん上がっていました。

山靴をウオーキングシューズに履き替えて、Nさんの携帯のアドレスや住所などを教えていただきました。Nさんは4月と5月の週末はすべて山歩きのために予定を空けてあるそうです。また山の花の情報があったら是非、知らせて下さいと頼まれました。

その後、それぞれ3台の車で帰路につきました。

P1070814 帰り道にはコンロンソウの群生も見かけました。中七番へ向かう道中でも見かけたのですが、車を連ねて走っていたので、勝手に駐車して撮影するわけにはいかなかったのです。数年前に赤星山へ登ったときにも見かけていたので、たぶん会えるだろうとは思っていましたが、正に見頃の時期に会えました。

カタクリの花もほんとうにジャストタイミングで見ることが出来、その上、終始、展望に恵まれて、本当に充実した山行になったことでした。

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