最近は野草観察と言っても、もっぱら山に出かけて,山で咲いている野草を見ることが多いですが,5年ほど前まではそれほど頻繁に山に行っていたわけではなく、道端の野草も良く撮影していました。
仙台の花友さんのHPの掲示板に5月末、こんな花が掲載されました。
今までこの花はシロバナマンテマだとばかり思っていたのです。
ところが花友さんが検索されたそうで、シロバナがつかないほうの、ただのマンテマなのだとか・・。
こちらは2004年の初夏に撮影した画像で、シロバナマンテマです。かすかにピンクがかっていますが、ピンクがかっていてもシロバナマンテマと言うのだと、どこかで読んだ記憶があって、それ以後ずっと、この手の花は白くても赤くてもシロバナマンテマなのだとばかり思い込んでいました。
今回,いろいろ検索してみたところ、マンテマのほうは海岸近くで咲くらしいと言うことがわかりました。ナデシコ科マンテマ属の花で、江戸時代にヨーロッパから帰化した植物とのことです。
シロバナマンテマのほうは、もう4,5年ほど前から幹線道路の中央分離帯に,4月になると群生することを知っていました。今年も,4月に車で走っていると「ああ、またマンテマの季節だな~」と思いながら眺めていました。どうやらシロバナマンテマのほうが繁殖力が強いらしく、道端などで見かけるのも圧倒的にシロバナマンテマが多いです。
そうはいっても、赤い花を咲かせるマンテマのほうもいつか画像に撮っている筈だし、どこかで毎年見かけている憶えはあるのですが・・。
そうしたら5月末に自宅から車でほんの3分ほどのアイスクリーム屋さんに寄った帰り道、道路の中央分離帯で赤いマンテマが咲いていました。
幹線道路の中央分離帯は通行量が多くて、いくら鉄面皮の私でも,中央分離帯で野草の撮影をするのは恥ずかしいものがありますが、この道路ならあまり車が通らないので,大丈夫です。
良く見るととても可愛い花で、確か三年ほど前に画像を撮影したときにも,可愛いな^と思ったのですが,最近は車を停めて撮影することも、なくなっていました。
野草観察の友からではなく、花を育てている仲間から、身近な野草の綺麗さを再認識させてもらう良い機会になりました。