5月半ばの山でもあちこちで良く見かけましたが、花穂は上がっていても、まだまだ緑色をしていました。しかし、低山でも意外と見かけますので、標高500ぐらいの山であれば、5月下旬には咲いているのではないでしょうか。
ヒトリシズカは小さな群生で咲いていることが多いですが、このフタリシズカのほうは時に大きな群生で咲いています。
3本ほど固まって咲いているのに近づいてみました。ヒトリシズカやフタリシズカの花は花糸と言うようですが、フタリシズカの場合は糸状ではなく、内側に曲がって雌しべを包む、とあります。
センリョウ科、センリョウ属。
フタリシズカとは言うものの、花穂の数は1本~5本ぐらいまで、さまざまです。
この花は1株や二株で見るよりも、ある程度群生で咲いているのが、味わいがありますね。
この花が咲いていたのは山頂付近の車道のわきなのですが、平日とあって、誰もいない山の斜面で眺めていると、なおいっそう静けさを感じるような光景でした。