フタリシズカ

ヒトリシズカは春まだ浅い頃に咲きますが、名前は良く似ていても、フタリシズカのほうは初夏といっても良い頃に咲きます。

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5月半ばの山でもあちこちで良く見かけましたが、花穂は上がっていても、まだまだ緑色をしていました。しかし、低山でも意外と見かけますので、標高500ぐらいの山であれば、5月下旬には咲いているのではないでしょうか。

ヒトリシズカは小さな群生で咲いていることが多いですが、このフタリシズカのほうは時に大きな群生で咲いています。

P1100880 3本ほど固まって咲いているのに近づいてみました。ヒトリシズカやフタリシズカの花は花糸と言うようですが、フタリシズカの場合は糸状ではなく、内側に曲がって雌しべを包む、とあります。

センリョウ科、センリョウ属。

P1100965 フタリシズカとは言うものの、花穂の数は1本~5本ぐらいまで、さまざまです。

この花は1株や二株で見るよりも、ある程度群生で咲いているのが、味わいがありますね。

この花が咲いていたのは山頂付近の車道のわきなのですが、平日とあって、誰もいない山の斜面で眺めていると、なおいっそう静けさを感じるような光景でした。

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