ダイヤモンド水からしばらく行くと道は沢の左岸ルートと右岸ルートに分かれます。私はいつも左岸ルートを取っているのでこの日も左岸ルートとを行きます。右岸ルートは去年,下りに使いましたが、どちらかというと左岸ルートのほうが歩きやすいようです。鉄製のパイプを連ねたような橋を渡ると,道は少しだけジグザグに登ります。
そのジグザグの道のわきにシロバナニガナが咲いていました。香川の標高1000mで、6月初めにも見ていますが,シロバナニガナは大好きな花です。ニガナの変種で舌状花がニガナは5枚なのに比べて7枚~12枚と多いです。また黄色いニガナで舌状花の多いものもあり、そちらはハナニガナと呼んで区別しています。ハナニガナはシロバナニガナの変種だそうです。どちらも初夏の山地で出会いたい花ですね。
アキグミが沢のすぐそばで咲いています。この花も毎年,この場所で見ている花です。しかし、去年はもう少し花の色が白かったはず・・・と思ったら,咲き進むと黄色く変色するそうです。でも、黄色く変色しても綺麗ですね。
またまたギンランの花が咲いていました。少しも見頃を過ぎたのや,まだまだ綺麗なのや,条件によっていろいろな咲き具合ですね。
去年、咲いていたコケイランが、今年も咲いていました。しかも去年より花茎が増えています。ということは株の数も増えたのでしょうか。
エビネに似ているので別名ササエビネとも言うようです。色はエビネのようにいろいろな色合いはなくて、こんな黄色っぽい色だけのようです。
漢字で書くと小恵蘭・・・中国の恵蘭に似て,小型であるからだそうです。