多いときは、朝、畑に出ると、食べごろのが10個近くもなっています。家族にイチジク好きがいないので、この時期はイチジクの好きな友人達にどんどんもらっていただきます。うちのイチジクは西洋イチジクらしくて、普通に市販されている日本イチジクと違って、色は赤黒いです。とても甘いそうで、友人には好評です。
親類が畑を潰してアパートを建てるというので、お茶の木、柿の木、シロヤマブキとともに7年程前に、切るのは惜しいからといって、持ちこまれた株です。
お茶と柿は残念ながら翌年に枯れました。
しかし、イチジクとシロヤマブキは強いですね~。
木の丈が高くなると、実をもぐにも剪定をするにもしにくくなるので、毎年、晩秋か冬にはばっさりと切るのに、それでも、初夏にはすごい勢いで枝を伸ばします。その勢いたるや、ものすごいです。よく、屋敷内にイチジクを植えるなと言われますが、この勢いを見ていると根っこも相当伸びているはず。伸びた根っこで家の土台が揺らぐので、そんな風に言われるのかも知れません。
私達の年代ぐらいで田舎で育ったものは、たいてい、イチジクの木が身近にあって、木に登ってもいだのをその場で食べた記憶があるらしいです。そのせいなのか、イチジクが好きという人が多いですね。かくいう私も小学生の頃は父方の祖母の家の外れにイチジクの木があって、もいだ食べたものですが、どうも果物全般がそれほど好きではないので、たくさんは食べられません。
柿、橙、夏みかんの木などもありましたが、おてんばだった私にはどれもセミを捕まえたりするために木登りの対象の木でした。(^。^;)
今も山で鎖場など大好き人間なのは、そんな子供時代とそう変わってませんね。