ほんとは山頂でお昼ご飯にしたかったけど、私の都合で、そのまま下ることにしました。
しかし、下りは別コースで下ることにしました。
県道から一旦、山頂に通じる道を上がります。ブナ峠というのでしょうか、駐車場もあって、ここからは5分もしない間に頂上に上がれます。
大川山といい、竜王山といい、大滝山といい、香川の山は車でほぼ山頂まで行けてしまうので、お手軽というか・・。でも、あまり時間がないけど、花だけ見たいというときはぴったりです。しかも大滝山は香川で唯一、ブナが自生しているのです。
山頂から西に伸びる尾根道です。この尾根道伝いに相栗峠経由で竜王算まで縦走することも出来ます。画像向かって右側が北で香川側です。そして、杭が打ち込まれているのは徳島側との境界で杭から南は西照寺の寺有地です。山頂付近とこの尾根伝いにブナの木が見られます。冬場のまだ道路が凍結する前には、たまにここまで車で来て、ブナ林を楽しんだりします。
山頂付近には今年もノブキの花が咲いていますが、花はほとんど終わっていて、大多数が実になってました。咲いていたのはこの株ぐらいです。
真上から見下ろした画像ですが、葉っぱはやはりフキに似ていますね。
竜王山だとこんな尾根道にアサマリンドウが咲いているはずですが、不思議とここでは咲いていませんでした。
樹林が少し切れた明るい場所には、キバナアキギリとアキチョウジが咲いています。
13時50分、尾根道から大生口への分岐に来ました。ここからは下り道です。
自然林の中を下りますが、まずまずの勾配ですから、中腹道のほうが時間はかかりますが、登りは楽でしょうね。
こちらは早くも実になったツルニンジンです。早いものは8月末から花が咲くのです。
真っ赤な実はトリバニンジンの実です。花はジミだけど、秋の実の目立つことは一級品です。
葉はトチの葉に似た格好ですから、トチバニンジンというのでしょうね。ウコギ科タラノキ属です。
朝方までの雨に打たれて、茎が倒れてしまっています。
実の重さを支えるには細めの茎です。
大生峠の少し下からは登りの時に利用した道を歩きます。
下ってきたのは丁度ぎりぎりの2時半でした。約3時間の気ぜわしい歩きでしたが、それでも秋の花の主だったものを見ることが出来て、実りの多い歩きとなりました。