ソバ畑を心行くまで眺めたら、今度はアケボノソウを見に行きます。
9月にちょっと見に来たときには、まだ一輪も咲いていませんでした。アケボノソウは9月から10月にかけて徳島や愛媛、高知の山に登ると、登山口までの林道沿いでよく咲いています。ですからわざわざアケボノソウを見に行くことは少ないのです。
それが今年は9月が猛暑で雨が少なかったせいか、花の時期が遅かったようです。さて今日は咲いているかな?と気にしながらいつもの場所を見てみます。
咲いています・・・。良かった・・。
今年も見ることが出来ました。
そして、いつものことですが、花弁の緑色の丸い模様にはアリが来ていますね。アケボノソウの蜜腺溝はこの緑の模様のところにあって、よくアリが蜜を舐めにやってくるのです。
こちらのアケボノソウは盛んに蜜を出しているらしく、アリがいっぱい来ています。
ここのアケボノソウはとても草丈が高くて、1m30センチほどもあるのですが、アリはよく蜜の匂いを嗅ぎ分けますね。
見た目は同じような花ですが、なぜかこちらの花にはアリが一匹もいません。
蜜を出す期間が限られているのでしょうか。
下のほうにはまだまだ蕾が一杯あります。後半月ほどは花を楽しめそうですね。
草丈10センチほどのセンブリに比べて、アケボノソウはここの花は草丈1m20cmほどもありますが、花の感じや咲き方はよく似ています。
アケボノソウがセンブリの仲間のトップバッターで、この後、センブリ、イヌセンブリ、ムラサキセンブリなどが咲き始めるようです。