赤石山荘への下り道は地図中には載ってないルートですが、やはり岩に記された赤ペンキ通りに歩くと、それほど危ない個所もなく下れます。
ただ、一箇所、ちょっと怖いところがあるので、岩場の苦手な方はトラバース道まで一旦下って、赤石山荘を目指すほうが無難だと思います。
この何とも奇妙な形の岩は、山荘への下りの途中にあります。自然の作る形はなんともとっぴなものです。近くで居ると、岩が落っこちてきそうで、早く遠ざからねばと、自然ににそんな気にさせられます。
こんな岩場を下りますが、この通り赤ペンキがありますので、足の置き場に困ったら、赤ペンキを探すと良いです。
小屋の周囲は赤や黄色のカラフルな紅葉に包まれて、紅葉と八巻山の岩場との取り合わせが素晴らしくて、何枚も画像を撮ってしまいました。
赤石山荘周辺も誰もいませんが、これもすごく珍しいことでした。
たいていは何人かの人が休憩していることが多いです。
心行くまで写真を撮ったら、特に休憩することなく、そのまま下山し始めました。
下りも結構長丁場なので、もたもたしていて日暮れにかかっては困ります。
何度も何度も振り返っては八巻山を眺めながら下ります。
このまま南に向いて下れば沢コースの下り道です。
周囲は秋色満載ですね。
南の方角には大座礼山方面が綺麗に見えます。
天気が良い日でも普通は午後になるとガスが出てきたり展望も悪くなることが多いですが、この日は終日快晴で、こんな日はほんとに珍しいです。
しかし、日をさえぎるものがないので、慌てて、日焼け止めを顔に塗りました。
樹林帯に入ってしまえば、もう八巻山の姿も見えなくなるので、最後にもう一度、撮影しました。
コシアブラの葉はまるで葉緑素が抜けたような白い葉っぱになって、落葉するのです。