この前来た時には、まだザヤが弾けてなかったのですが、今回はサヤが弾けて真っ黒の艶艶の実が見えています。
葉っぱは先が尖っています。
参考までに10月中旬ぐらいに見たタンキリマメの実と葉っぱも貼ってみます。
葉っぱの先が丸くて葉っぱ自体が厚みがあってごわごわしています。
もっと季節が進むと葉っぱが枯れてしまい、赤いサヤと実だけがぶら下がっている姿を見かけることになります。
車道法面は土砂崩れ帽子のためにコンクリートで塗り固められているのに、そんなところにもイヌビワがちゃんと育っています。
しかもかなり大きな株で、実もいっぱいつけていました。今年はイヌビワの実が熟するのも遅いようですが、ここは西日が抜群に当たるので、よく熟した実がたくさんなっていました。しかし、イヌビワの実にはイヌビワコバチの幼虫がいるらしいので、お味見はやめておきます。
コマユミの紅葉し始めた葉と赤く色付いた実です。実はすでに弾けていますね。
春の地味な緑色の小さな花からは想像もつかないような変身です。因みにコマユミの翼が発達したものをニシキギと言いますが。両者は植物としては同じものだそうです。
車道傍らの溝のコンクリート壁にとまっていたフキバッタ。
秋の野山を歩いていると時々見かけます。
羽が退化して普通のバッタのように飛ぶことが出来ません。そのため各地でそれぞれ変異があって、名前がついています。こちらのは場所から言ってセトウチフキバッタかもしれませんね。
昔はフキバッタと言うのがあると言うのを知らなかったので、バッタのまだ小さいのだと思っていました。
下りの車中では放棄されたミカン畑の横をとおりました。
手入れされていないので、ミカンの木にいろいろなツル性の植物が絡まっています。それでもなかなか美味しそうなミカンが実っていました。老齢化の進んだ農家が多く、またミカンは出荷価格が安くて割に合わないのか、こちらではこんな風に放置されたミカン畑を時々見かけます。
この日は真っ赤なヒヨドリジョウゴの実とノブドウの実が一緒に見られました。ノブドウの実は青いのや紫色のがあって、まるでちょっとした宝石みたいでした。