逆光で撮影したもので、ほとんど真っ黒に写っていたものを修正したもので見苦しいですが、登山口のキャンプ場から鶏足山を見上げたものです。キャンプ場の標高がわからないので、正確なところがいえませんが、標高差はわずか150mあるかないかというところでしょう。普通の登りなら30分ぐらいで登れますが、岩場がどの程度なのかが、わかりません。前夜にネットで鶏足山に登った人の記録二件ほど目を通したら、どちらも登りに40分ほどかかっているようです。どちらにせよ、道を間違えない限り、1時間程度で登れそうです。
Tさんは私より早く身支度が終わったので、登山道を偵察してきたようです。「落ち葉が積もっていて、登山道がわかりにくい」とのこと。
車をとめた直ぐ後ろに、なんとフユノハナワラビが生えていました。駐車場の砂利を敷き詰めた中から顔をのぞかせています。まさかこんなところにフユノハナワラビがあるとは思わなかったので、ちょっと踏んづけてしまいました。(^。^;)
歩き始めは10時45分です。
矢印の方向に登っていきますが、Tさんが偵察されたように、落ち葉でルートがはっきりしません。それとほとんど歩く人がいないので、ルートがきちんとしていないというのもあるようでした。
辺りは落ち着いた紅葉となっています。画像がわかりにくいですが、丁度日が射している辺りが岩場になっており、岩場と岩場の間から日が射しています。
確かめたわけではないですが、恐らく、この岩と岩の間を登るのが鎖場のコースだろうと思います。
キャンプ場からも見えていたのですが、そのまま進むと直ぐに南面が大きな岩になっており、これは登れないので、どちらかに巻く必要があります。鎖場方面へのルートには岩と岩の間を潜り抜けていけそうに思いましたが、Tさんは鎖場は無理です。あちこち見渡すと大きな岩の手前に幅が30センチほどの出っ張りがあって、なんとか伝って左に行けそうです。
幅わずか30cm~50cmぐらいの岩の出っ張りの上を歩くTさん。
向かって左が一枚岩になっています。向かって右側は勿論、絶壁に近い岩の壁で、下までは10mもありませんが、転落すると無事では済みません。
木の幹や枝を掴みながら、足を踏みはずさないように気をつけてゆっくっりと進みます。
Tさんの左足すぐ下が岩壁になっています。
普通に足に力が入る人なら大丈夫です。が、Tさんは膝に力が入らないので、踏ん張りが利かず、ちょっとしんどそうですが、ここまで来て引き返すのはもっと危険なので、なんとか頑張ってもらいました。高所恐怖症の人にとっては、嫌なところだと思います。
それにしても登り始めてすぐにこんな場所ですからちょっと驚きました。鎖場のほうもこの調子では、ちょっと大変かも知れません。私はといえば、子供の頃から、高いところはそれほど嫌いなほうではないので、それほど怖くはなかったですが・・。
岩場の下のほうから生えている木です。綺麗に黄葉していましたが、名前はわかりません。
Tさんを待っている間に、向こう側の山の斜面を撮影します。
綺麗な色で紅葉しています。ブナと良く似た色ですが、ブナではなさそうでした。
結局、距離にしてわずか30mほどの岩の通路を通過するのに20分ほどかかってしまいました。
しかし、無事に渡れてほっとしました。
岩を無事にやり過ごしたものの、その先もちゃんとした道はありません。上に尾根が見えていますが、岩に沿って直登して尾根上部に出るか、左にトラバースして尾根の下のほうに取り付いて尾根を登るか、です。直登するのは傾斜がかなり急で、しかも岩に沿った部分はザレ場になっていて滑りそうです。
私は尾根までトラバースしたほうが楽かなと思い、トラバースし始めました。Tさんは直登というか、きつい斜面を登り始めます。何かが目の前で動くのに気付きました。リスです・・。リスが10mほど前方をすばやく登っていきます。可愛くてしばらく見とれてしまいました。この夏以来、リスを見るのは三度目です。それでか、今年は人のあまり行かない自然が残っている山にばかり行っているということでしょうね。
トラバース後に尾根を登った私と、直接、尾根まで登ったTさんですが、しばらくして合流しました。尾根までくると、ようやく踏み跡が少しはっきりしてきました。
ほとんど道にはなっていませんね。
近くの岩に何かついています。ダイモンジソウだと思って、画像を2,3枚撮りました。しかし、後ほど、野草友達にジンジソウだと教えていただきました。
花はすでに終わっていて実になっていました。
この辺に来ると、頭上にもう一つの尾根が見えてきて、どうやらその辺りがが山頂らしい雰囲気です。
登りが急なので、息は切れるし、汗をかいてしまいました。
その後、稜線に出て左(東)に進むと、そこが山頂でした。
このプレートがなければ、それとわからない何の変哲もない場所でした。
山頂には11時26分着でした。
登り始めから、あっけなく40分で山頂に来たので、Tさんは気抜けしたようです。しかし、正味の標高差が150mもないのですから、そんなものでしょうね。むしろ岩場の隘路を歩いたり、道なき道を登ったので、時間をくったと言えるかもしれません。