高知花紀行、その4、オオムラサキシキブとソナレノギク

さて、宿毛の道の駅で、美味しそうなものをたっぷり買い込んだら、今度こそ、足摺方面に向かいます。

ガソリンが少なくなったので、ガソリンスタンドの見つかる間に見つけて給油します。香川を出るときに、満タン近くだったガソリンが200キロ以上走ったので。かなり減っています。何しろ高知の最西端まで来てしまったのです。しかもここからは人家もまばらな場所を走るのです。

再び、ガソリンを満タンにして、これで安心して走れます。少し走ると宿毛から大月町と言う標識に変わりました。そして、大堂海岸という標識がちらりと見えました。大堂海岸はNさんによれば自然がまだまだ残っている場所で、足摺岬よりもまだ西に行くので、高知の人でもなかなか行けないのだそうです。

それを前もって聞いていたので、大堂海岸という標識を見たら反応してしまいました。地図を見るとR231からさらに南に7キロほど走った場所です。車で7キロというのは道路状況さえ良ければ、ほんの10分か15分で行けますので、3人で相談した結果、「行きましょう」ということに。

標識を右に曲がると左右を低い山にはさまれた小さな川に沿って道路がついています。空はその頃には青くなり、青い空に青々とした山肌が初冬と言う季節を忘れさせるほど。道端に、時折赤い実があって、運転する私の目に入りますが、撮影は帰り道でもできると思い、そのまま進みます。しばらく走ると、いきなり横風が強くなって、ハンドルを取られそうになり驚きました。海に近くなったので、風が強くなったのでしょう。

なおも走ると、何か鮮やかな色をした花が目に飛び込みました。TさんとNさんも「あれは何?」と叫びます。車をとめて観察することにします。ドアを開けるとかなり強い風が吹いていて、ダウンコートを慌てて着込みました。

Pc130600

   目にとまったのはこの花、そう、ハマナデシコです。12月初めに久礼の南の海岸でも見かけているのですが、そのときはほとんど花が終わっていたのです。あれから10日以上経っているというのに、ここではまだこんなに鮮やかに咲いているのです。しかし、風がずいぶん強くて、いくら手ぶれ補正できるデジカメとは言っても、被写体が揺れているので、写り具合がひどいものですね。

Pc130604 近くにムラサキシキブのような木の実がいっぱいついています。

実が鈴なりで、香川の山で時々見かけるヤブムラサキとはものすごく対照的です。

そのときはわからず、コムラサキ?なんて思っていたら、帰宅して調べたらオオムラサキシキブでした。ムラサキシキブの」変種で海岸型、実も葉も大きく、ぱっと目につきます。

Pc130615 良く見ると、道沿いに植栽されてるらしいノジギクが大群生しています。

画面の左隅にトンネルが見えていてここが大堂トンネルというようです。トンネルの直ぐ手前に山のほうに上がっていく道があって、どうやらそちらが旧道のようで、こちらのトンネルのあるほうは新道のようです。

Pc130612道路の斜面、そして、新道の上についている農道のような小道沿いにも無数ののノジギクだかアシズリノジギクだかが風に揺れています。それは見事な眺めです。

Pc130606中に、あまり見たことのないノギクが咲いています。

今まで見たことのないノギクで、名前がわかりません。

Pc130617 ノジギクの中に混じって咲いている不明のノギクです。

Pc130618 株元と思われる部分も撮影します。不明種の場合は全体の様子や葉っぱの画像が特に大事です。

Pc130602花が綺麗に咲いている個体もありましたが、こちらは株元が少し違うような気もします。

それにしても、どうみてもこのお花畑は植栽されたもののようで、この道が出来たときに植えられたような感じです。帰宅して調べてみたところ、ソナレノギクという大月町に自生するノギクがあるのがわかりました。最近、購入した山渓ハンディ図鑑の「野に咲く花」に記載があって、見てみたところ、良く似ているようです。

そして、もし植栽されたものならば、わざわざ他所で自生するノギクを植えることはありませんから、植えるとすればソナレノギクしかない筈だと考えました。

そこで検索するとこんなサイトがありました。地元の小学校の子供達が大堂トンネルの開通時に地元に自生する植物を植えたとあります。その中にソナレノギク、ハマナデシコ、ノジギクの名前が挙がっています。

やはり咲いていたのはソナレノギクだったのです。山渓ハンディ図鑑によると、ヤマジノギクの変種とあります。

それにしても、まさか大堂海岸に来ようとは思ってもいなかったので、自生する植物の下調べもしていなくて、驚きの連続です。

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