ここ4,5年と言うもの、毎年のようにフクジュソウを見に行ってます。最初は高知の南大王と言う集落に、人の手で保護されているフクジュソウを見に行ってました。去年は誘ってくれる人があって、標高1000mほどまで山を登って、見てきました。四国ではフクジュソウが咲くので有名な山が2,3あって、高い山に咲くので、3月末か4月初めが見頃です。
去年の山登りの帰りに、偶然見かけたフクジュソウの自生地がありました。そこなら、山登りをしなくともごく簡単に見ることができるのです。急ぎの用事も片付いたことでもあり。時期的には少し遅いかも知れませんが、まだ花の1つや2つは咲いているだろうと思い、出かけることにしました。
思っていたとおり、花期には少し遅かったですが、まだまだ群生で咲いていたフクジュソウです。この黄色は、春の訪れを何よりも知らせてくれる色ですね。
吉野川沿いの山肌では一部、すでに芽吹きが始まっています。阿讃山脈でもみずみずしい新芽が出ている木々を見かけました。長かった冬が終わり、ようやく芽吹きの季節となったのですね。
途中でコンビニに立ち寄ったら、車道の向こう側の斜面に何か白い花が咲いています。どうやらシャガの花のようです。土砂崩れ防止のための金網が張られてあって、金網越しに何とかズームして撮影してみました。
それにしても香川の山ではシャガはまだ見ておらず、我が家にもシャガはありますが、まだまだ咲きそうな気配がないと言うのに、徳島ではこんなに花が早いのですね。
頭上1mい上に咲いていて、肉眼でははっきりと見えなかったのですが、かえってモニターで確認したら、やっぱりアケビの花が咲き始めているのです。徳島のほうが香川よりも花が早そうな予感がします・・・。
丁度、車をとめるスペースがあったので、下りてみます。
それは一年ぶりで見る白花ショウジョウバカマなのでした。
去年も梶ガ森の帰り道にたくさん見かけた白花のショウジョウバカマです。
こんな具合に法面に一杯咲いてますが、誰一人として、こんな野草に着目する人はいません。
一人で、のんびりと撮影します。
それにしても去年もフクジュソウのお花見登山の帰りにこのシロバナショウジョウバカマを見かけたのですが、この付近にはシロバナ・・が多いのですね。普通のピンクのショウジョウバカマは香川や愛媛の山でよく見かけますが、ピンクのほうはこんなに早くは咲きません。
私の手持ちの図鑑では本州の関東地方以西の太平洋側、四国の低地のやや湿ったところに生える多年草。ショウジョウバカマの変種とあります。
確かに高知、徳島の低地でよく見かけるのです。
フクジュソウを見る前にシロバナフクジュソウを群生で見られたので、しょっぱなからるんるん気分です。
フキノトウは、この辺りでは珍しくも何ともなくて、その辺の道端のいたるところで出ています。四国ではあまり山菜を食べる人もないので、出ていても採取する人がいなくて、増える一方のようです。
2月に高知に旅行した帰りにもこの付近を通ったのですが、そのときは真っ白に雪をかぶっていた山々もこの日は雪などどこにもありませんね。
フクジュソウの場所に着くまではあまり止まらずに行こうと思うのですが、フサザクラが目に入ったので、止まってしまいました。
先週の香川の山ではまだ咲いた姿を見ませんでした。徳島の花が早いのか、それとも香川でも一週間のうちに咲きあがっているでしょうか?