桜の花は満開だし、野の花もたくさん見ることが出来たので、そろそろ下ることにしました。金曜日の夕方とあって、カメラと三脚を持って登ってくる方とも何人かすれ違います。
ホオジロは低山でもちょくちょく見かけますが、今まで撮影できたためしがありませんでした。丁度150ｍｍのレンズをつけていたので、ズームをいっぱいにして撮影してみました。
随分長い間草むらの中で何かをつついています。
何を食べてるんでしょう？虫？それとも草の実のようなもの？
何かを熱心についばんでいるように見えるのですが・・。
山頂にもスズシロソウが咲いていて、まだまだ綺麗な初々しい花でした。
ナガバノタチツボスミレもいたるところで群生しています。
帰りは西の方角が見える遊歩道を通ります。
七宝山や仁尾方面がよく見えます。
中央に見えるのが七宝山です。この山の北斜面の曾保という集落で採れる温州ミカンは絶品です。香川のブランドミカンですね。
こんな眺めを楽しみながら遊歩道を下ります。
山の斜面に一本だけすっくと立っている山桜と海・・・。
はるかかなたに見えるのはイリコで有名な伊吹島でしょう。
ガードレールの向こう側に、見慣れない花が咲いています。木苺のようにも見えますが、調べてみないとわかりません。
先ほど、ネット検索で２０分ほどかかってようやくわかりました。
ヤブサンザシです。
ユキノシタ科スグリ属。どこかで見たことがあるような花だなと思っていたら、ＨＣなどでよく売られているフサスグリに似ているのです。それにしても、今まで７年も野草散策をしているのに、あまり見たことがなかったと言うことは、割合珍しい木のようです。秋には真っ赤な実がなるらしいので、実も見てみたいものです。
ガラガラの第二駐車場のほうからは菜の花の向こうに讃岐富士が見えていました。
帰りは主人がハンドルを握ってくれたので、私はときどき車窓からの眺めを撮影してみました。
下り道では桜も散り始めですが、それもまた美しい眺めでした。
帰り道、道を少し間違えて海岸近くに出たら、なんとマンジュリカが道端で群生していました。こんな海の近くにも咲くのですね。
桜のお花見はスミレのお花見でもあるのでした。