シロバナハンショウヅルを初めて見たのは4年前のことです。
自宅からそう遠くない低山の登山道わきで緑色がかった白い小さな花が樹木に絡まって咲いていました。名前はわからないでもクレマチスの仲間だと言うことは直ぐにわかるので、図鑑で調べて名前がわかりました。その後、自宅でも咲かせてみたくて、通販で苗を取り寄せた株が、今もあります。が、今年の春は槙の木に絡ませてあったツルを主人に切られたので、今年の花は望めそうもないですね。
今年はたくさん咲く場所を見つけてきましたので、シロバナハンショウヅルのお花見をしてきました。
ハンショウヅルの仲間は綿毛をつけるので、綿毛がふわふわと辺りを飛び、その辺りに種子をばら撒くのでしょう。付近一帯はシロバナハンショウヅルがいろいろ泣きに絡まっていて、上を見るとあちこちで花が咲いているのでした。
花弁状のガク片は4枚で全体し白い細かい毛が生えています。
色は咲き始めは淡い緑色をしていて咲き進むに連れて白くなってきます。そういう花は割合多くて、特にトリガタハンショウヅルなどクレマチスの仲間には多いようです。
蕾はころんとした愛らしい形をしていて、これがまた可愛いですね。
シロバナハンショウヅルを見つけた後に、タカネハンショウヅル、トリガタハンショウヅルと次々に見つけるようになりましたが、野草散策を始めた比較的初期にたまたま見つけた、私にとっては思い入れのある花です。