春の野草、その6、フデリンドウとサイコクイカリソウ

フデリンドウは低山から標高1000mぐらいまで、いろいろな場所で見かける春咲きのリンドウです。四国では春のフデリンドウ、秋のアサマリンドウが、私のお気に入りのリンドウなのです。

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このフデリンドウは実を言うと車道沿いに咲いています。車道沿いに咲いているものはよく盗掘に遭うようなので、自生地は伏せています。

この場所でフデリンドウを見つけたのは3年前のことですが、その後、増えも減りもしていないようなので、あまり気付いている日とはいなおようでほっとしています。

P4130630 この真っ青な小さな花を見ていると、小さな幸せを感じます。

高山の登山口で見たこともあれば、陽だまりの林道で見かけたこともあります。山で見た花は一つ一つの出会いを不思議と鮮明に憶えています。

P4130727 こちらは小さな小さなイカリソウで、サイコクイカリソウと言うようです。

花径は1センチぐらいでしょうか。

P4130723 花の大きさがわかるように、近くに咲いていたヒメウズと一緒に撮影しています。

右下のガヒメウズですから、花の小さいことがおわかりいただけると思います。

P4130722 上から見たところです。十字型に4枚のガク片が覆い被さっています。

後姿のとても綺麗な花だと思います。

普通のイカリソウと違って距がありません。

冬の葉は真っ赤に紅葉して綺麗です。

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