春の小さな谷を歩く、その3、

ほんとは沢のいちばん上まで行きたかったのですが、他にも見たい場所があるので、途中の気持ちの良い場所で、お昼を食べて下ることにします。

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去年は別の場所に咲いていたユキモチソウが今年は違う場所で咲いています。ユキモチソウは四国ではそれほど珍しい植物ではありません。

P4252280 ヤマルリソウもあちこちで咲いています。四国のヤマルリソウは一体に白っぽい花が多いのですが、ここの花は淡いブルーですね。

P4252289 ウワバミソウのようですが、いつも見ているのよりかなり小さいです。調べるとヒメウワバミソウと言うのがあって、どうもそちらのようです。

P4252394 低山ではすっかり花の終わったナガバノタチツボスミレもここではまだまだ初々しく咲いています。

P4252372 左に一輪咲いているのがイチリンソウ、右側で数輪群れて咲いているのがニリンソウです。

イチリンソウのほうが普通は花も草丈も大きいですね。

因みに花の咲き時期はどちらが早いの?と思い、沢の上流まで詰めてみると、イチリンソウは蕾でしたがニリンソウは咲いていました。っつまり、ニリンソウのほうが少し早く咲くようです。

P4252399 イチリンとはいっても、イチリンソウも場所によっては群生しています。

P4252413 これは去年もこの場所で見かけた葉っぱですが、何だったか思い出せません。

赤い斑が綺麗ですが、どんな花が咲くか興味津々です。

P4252448 これはユリ科のナルコユリの仲間の葉っぱのようですが、私はこの仲間が苦手で、花が咲いていないと同定が出来ないのです。

P4252480 後ろから見ると赤く染まっているイチリンソウ・・。

P4252345 この沢のイチリンソウはどちらかと言うと裏が紅い花が多いです。

P4252481 前から見ても花弁裏の赤い色が透けて見えますね。

P4252486 点々と白く見えるのはニリンソウの花です。

P4252495 綺麗な沢のほとりに咲くニッコウネコノメ。

P4252515 水が滴るような岩肌には必ずシコクチャルメルソウが見えますね。

P4252534 フウロケマンを近くから撮影しました。花の中に見える緑色が可愛いです。

キケマンなどでは茶色が花の中に見えるのであまり可愛くないのですがね。

P4252281 緑色の目立たない花ですが、コクサギの花も咲いています。

ミカン科です。山でミカン科の花といえば、マツカゼソウとこのコクサギぐらいしか思い浮かびません。

P4252540 ハナイカダです、花はまだ咲いていませんが、この辺りの山には結構多いですね。

P4252538 カキドオシも山すそでは必ず見かける花です。

P4252547 タラは春先にはたいてい新芽を採られてしまっているものですが、これは珍しく葉っぱを展開していました。山菜好きの人に見つからずに済んだようです。

P4252546 こんなところにもシロバナハンショウヅルがありました。海辺の山に多いですが、たまには山地で見かけることもあります。

P4252549 これは初めて見る花でした。ミツバウツギです。ミツバウツギ属だそうです。ウツギと名前がつく木はとても多いのですが、いろいろな科に分かれています。

今までウツギと名前がつく木の中ではマルバウツギの花がいちばん早く咲くとばかり思っていましたが、ミツバウツギはそれよりも早く咲くのですね。

P4252567 小さな白い花を咲かせるセトウチウンゼンツツジです。今まではシロバナウンゼンツツジと言われていましたが、数年前にセトウチウンゼンツツジと名前が変わったそうです。このつつじについてはまた後ほどの記事にて詳しく取りあげたいと思います。

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