コミヤマカタバミの好きな私は、花を見るたびに、まだしつこくコミヤマカタバミの撮影をします。お天気の良い日でないと、なかなか開いているところを見られない花ですから・・。
枝が複雑に入り組んだブナの木です。皿ガ嶺のブナは複雑な枝ぶりの木が多いですね。ブナも生える場所によって、真っ直ぐなのや、枝分かれが激しい木などいろいろで、見ていると面白いです。
葉っぱが良く繁っているクロフネサイシンです。クロフネサイシンは香川だけでなく愛媛の山でも時々見かけます。
皿ガ嶺に関しては私が10回ほど来ていて、いちばん詳しかったので、トップを歩いています。
明るい自然林の中を歩くのはほんとに気持ちの良いものです。
さて、下山路の途中から、スミレが多く見られる場所があります。
まずはナガバノスミレサイシンが見えてきました。
太平洋側の山地林内に生えるとあります。
この皿ガ嶺ではそれほど数は多くないようです。4月に登った徳島の山ではずいぶんたくさんのナガバノスミレサイシンを見かけました。
ナガバノスミレサイシンと、それほど離れていない場所に生えていました。
小さなコンロンソウが見えます。葉っぱが三枚なので、ミツバコンロンソウのようです。ミツバコンロンソウは、それと知って見るのは初めてかも知れません。
やはりシコクミヤマスミレですが花の色がピンクっぽいものです。
まだ咲き始めで初々しくて綺麗な花です。
花のずいぶん大きいエイザンスミレです。Kさんは他のスミレは草だと思うけど、エイザンスミレだけは綺麗なので、山野草として認めるそうです。花に対する考えは十人十色ですね。
シコクスミレとシコクミヤマスミレのツーショットです。白いほうがシコクスミレです。
たった10分弱ぐらいの歩きの途中で、5種類のスミレに会えました。
3年程前はスミレの多いところだなと思いながら歩きましたが、名前なんてさっぱりわからなかったことを考えると、少しは進歩したでしょうか??
シコクスミレは四国で最初に発見されたので、その名がありますが、実際は本州や九州でも見られるスミレです。
葉は心形で薄く、光沢があり、脈がへこんでいるのが特徴です。
一旦特徴を覚えると、比較的見分けやすいスミレです。
ブナはいろいろな姿を今まで見ましたが、この芽吹きが始まったばかりの姿を見るのは今回が初めてのように思います。
そしてブナの林床にはバイケイソウとハシリドコロの群生が見えてきました。
皿ガ嶺にはハシリドコロとバイケイソウ、ヤブレガサがとても多いです。
以前はヤマシャクヤクも結構ありましたが、この日はこの場所ではあまり見ませんでした。盗掘に遭ったのかも知れません。
ウマノスズクサ科カンアオイ属。徳川家の紋で有名です。
お天気が良いので、この小さな花も何とか撮影することが出来ました。
この大木は何の木だったか忘れましたが、なかなかインパクトのある姿です。
向こうでは柔らかな緑の木々や草の芽が素晴らしいです。