5月上旬に見た花、その7、ナベワリなど

ナベワリはあまり他の山では見たことのない花です。どちらかというと珍しい花なのかも知れません。

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上のほうから撮影した全体像です。

花は黄緑色の小さい花が下向きに咲くので、撮影しにくいと言ったらありません。去年まではコンデジで悪戦苦闘していた花です。

P5065124 花の横から、なんとか撮影してみました。

めしべは4個、葯は黄赤色と図鑑にはありますが、私の画像では赤っぽくうちっていますね。

ヒャクブ科ナベワリ属。ユリ科に見えるが、花被片4個が二列に並ぶ。後方に見えている蕾のように見えるのが、花期が過ぎた花だそうです。

ナベワリ属は日本に2種、北米に1種あるだけだそうです。

葉が有毒で舐めると舌が割れるから「舐め割り」転じて、ナベワリになったと記載されています。

目立たない花ですから、見ても気付かない人が多いのでしょうね。

P5065174 ヤマジノホトトギスの斑入りの綺麗な葉も、かなり大きくなっています。8月には花を見せてくれることでしょう。

P5065145 かなり大きな蘭の葉も見ました。しかし、花が咲いてみないと、これも名前がわからないですね。

P5065211 フタリシズカはどこででも見かける花ですが、5月初めにはこうして葉を展開し始めます。姿は仲間のヒトリシズカにやはり良く似ていますね。

P5065233 ミヤコアオイもこの付近の山ではあまり珍しくないです。

ガク筒の口部がくびれるのが特徴です。

この仲間は地域によって、地制する種類が決まっているので、それさえ覚えておけば、間違うことはありません。葉っぱには雲紋があります。

P5065235 見事なラインの入ったコンピラスミレの株ですが、残念ながら花は終わっていました。それか、今年は花が咲かなかったのかも知れませんね。

P5065201 日当りの良い場所では、そろそろキンポウゲ(ウマノアシガタ)が咲き始めています。

5月初めに徳島や愛媛の山地をドライブすると、何十回も、このキンポウゲの群生を見かけるます。

P5065240 イチリンソウも山すそではすでに咲き終わっていますが、標高1000mでは5月初めが見頃です。

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