キバナノコマノツメとユキワリソウのツーショットはパステルピンクと黄色のロマンチックな、組み合わせです。少女趣味と言われようがなんであろうが、この二つの色の組み合わせはほんとに良いと思います。しかもそれが赤っぽい橄欖岩をバックにするところがなんとも言えないですね。
素敵な眺めだと思いませんか?
私は去年も、この光景を目にしながらデジカメを忘れて撮影することができず無念な思いをしました。6月15日に登った時に、ほんとは咲きあがったばかりの初々しいキバナノコマノツメとユキワリソウを撮影するつもりが、15日は雨に降られてこのコースを歩けず、やっと、この二つの花のツーショットを撮ることができました。
シコクギボウシの蕾を撮影したらピンボケでしたが、葉っぱのラインがすごく綺麗ですね。
東赤石付近の奇岩の中でも最たるもの・・・オカメ岩という名前がついている岩です。
今にも落っこちてきそうな気配で、いつも足早にその前を立ち去らずにはいられません。
広角で撮影すれば迫力満点だったと後悔しました。
ここまで来れば、足元の危ない下りはほぼ終わりで、あとはつまずかないように岩の道を下るだけです。Rさんには東赤石から八巻の岩場歩きに入った時からストックは邪魔になるので、しまって、両手両足が使えるようにとお願いしていたのですが、ずっとストックなしで歩いてみるとのことです。
岩場歩きは三点確保が基本で、常に両手両足のうち三つで岩に固定していれば、絶対に転落することはないという単純かつ大事な原則なのです。移動するときはうち一つを順番に動かすわけですね。
そんなことをRさんに話しながら下ります。
コウスユキソウはそれまでにも何株か見かけましたが、花芽が上がっている株には初めて出会いました。
エーデルワイスの仲間ですね。
映画の「サウンドオブミュージック」中のあの名曲を思い浮かべますね。
傍らにはカタマツソウの仲間も花芽を上げています。
八巻山の南面から赤石山荘付近までは岩場の中に様々な花が群れ咲くので、誰が言い出したか知りませんがロックガーデンと呼ばれているのです。
下るにつれてさすがにユキワリソウは見られなくなり、再びタカネバラやイヨノミツバイワガサが見られるようになります。
向こうには針葉樹も見られるます。
下を見れば点々と咲く白いのはイヨノミツバイワガサです。この付近は一大群生していました。
まだ時期的に早いのですが、もう少しすればこのロックガーデン付近もタカネバラのピンクが目立つようになるはずです。
まだ花は咲いていませんでしたが、Rさんに教えてもらったヒメアカショウマの株です。
ここ、東赤石山の固有種だそうです。今週末にもう一度登る予定ですが、咲いているといいのですが・・。
14時25分、足もとの悪い岩場の下りも何とか無事に歩き、山荘近くまで下ってきました。
小屋の近くにもサラサドウダンがきれいに咲いています。