15日にはまだ蕾だったオオヤマレンゲの花も開いています。
ちょうど、撮影しやすい位置に、こちらを向いて咲いてくれた花がありました。
オオヤマレンゲは花期の比較的長い花で、一斉に全部が花開くわけではなく、ぽつぽつと咲きあがってきます。うちの裏庭にタイサンボクの木があるのですが、これなども一ヶ月以上もぽつぽつと咲きます。ですから、急いで行かなければ花が終わってしまうということもなくて、6月末から7月半ばごろまでは、この東赤石では、いつ行っても咲いています。
花の芯が、もう少し経つと赤くなって、綺麗なのですけど、この花は咲きあがったばかりという風でした。ちょうど目の高さで咲いているので、香りも確かめます。花を近づけると、芳香が届きます。
恐らく一日花だと思うのですが、花が終わると、右側の花のように茶色く変色して見る影もありません。
北のほうでは見られない花のようで、オオヤマレンゲの花を見たというと、「ずいぶんいいものを見たね」と尊敬する信州出身の先輩に言っていただいたことがあります。
去年、石室越方面で、ちょっと珍しい花を見ていたので、そのあとRさんと見に行きましたが、まだ咲いてないようでした。
しかし、もう十分に花も展望も楽しんだので、後は下るだけです。
下る前にもう一度、八巻山方面を見上げたら、岩陰にこんなシルエットが・・。
画像右のほう、鞍部の右上に人影が写っているのがおわかりでしょうか。
まだ下っているパーティーがいたのです。
画像ではちょっとわかりにくいですが、岩に貼り付いて下っている人影も2,3見えます。
Rさんが、「私たちもあそこを下ったんやね」と感激した面持ちで見ています。
確かにほかの人が下るのを見ていると、すごいな~と思わずにはおれない光景ですね。でも、実際は、それほど怖くはないものです。
ガスがかかっていることが多くて、山荘からこんな姿が見えることも二度に一度ぐらいでしょうか。
下り始めたのは15時ちょうどです。ずいぶん、しっかりと山を楽しんだものです。
トラバース道との分岐です。小屋から5分ほどのところにあります。
8月にはオトメシャジンやシラヒゲソウも咲き乱れていることでしょうね。
沢コースを下るわけですが、沢コースにはタカネバラの株数は少ないのですが、それでも、数株咲いていました。
去年の6月30日に登ったときに最初に目にしたタカネバラの株はまだ蕾ばかりでした。
ロックガーデンに別れを告げて下り始めると、山道の傍らには一面のハナニガナが揺れていました。
15日には一つも咲いていなかったのに、たった10日余りで光景も変わります。
Rさんが「コハクウンボクかな?」と教えてくれました。
木を見上げます。ハクウンボクというのは聞いたことがありましたが、コハクウンボクは西日本に多いそうです。
エゴに似た白い小さな花を咲かせます。
葉っぱはエゴの葉っぱよりも大きく、ハクウンボクとも違って鋸歯が目立ちます。
変わった葉っぱの形なので覚えられそうです。
今年は早くからあちこちで見かけたギンリョウソウがここでも見られました。
バイケイソウはまだまだ未開花株が多かったのですが、何とか1株だけ咲いていました。
いつものことですが、下りは私はかなり早く歩きます。Rさんも、何とかついてきているようで、それほど遅くならずに済みそうです。
ヒメレンゲの咲いている沢のほとりで、一度、休憩を入れます。これが最後の休憩です。
ここからは、約40分ぐらいの下りです。
6月半ばに香川の山で見たものより大きな群生でした。
お天気も良いので、周囲はまだまだ明るく、初夏の山歩きは日が長いのでずいぶん気が楽です。
帰り道もRさんといろいろな話に花が咲いて、あっという間に自宅最寄のインターを下りることができました。
Rさんとゆっくり花散策したのは久しぶりでしたが、野草に詳しい方との散策はやはり教わることが多くて、ずいぶん勉強になると思ったことでした。