毎年、12月後半にはさすがに野草散策も山歩きもしないのですが、Tさんに年内にもう一度、どこかに行きましょうと誘われて、室戸に行こうということになりました。足摺方面には去年、今年と2度行ったのですが、室戸には今まで一度も行ったことがありません。ノジギクやアシズリノジギクは高地西部の海岸でたくさん見ましたが、シオギクは室戸方面に咲くのだそうで、自生のシオギクは一度も見ていません。それに、これも一度も見ていないヤッコソウなども見てみたいものです。日程は私のほうが18日まで用事があったので、それが落ち着く19日にしました。幸い、天気予報では19日は晴れです。
野草友達のRさんにも携帯メールで声をかけたら、二つ返事でOKの返事が返ってきました。
画像は室戸岬のシオギクの群生です。頭花は黄色の筒状花だけからなります。
集合は12月19日、午前6時半にしました。足摺岬に行ったときは午前5時半集合にしましたが、室戸は足摺よりは近いので集合も1時間だけずらします。
今回は私が車を出します。我が家を出るときにはまだ暗かったですが、さすがに6時を過ぎると走っている車もかなり多いです。集合場所で、Tさん、Rさんに私の車に移ってもらい、いざ出発。高速に乗って、川之江ジャンクションで高知自動車道に乗り換える頃には、辺りもかなり明るくなってきました。南国インターを下りたら、右折、あとは真っ直ぐ南に走れば55号線に突き当たります。55号線を今度は東へ東へと走ります。
高知の喫茶店のモーニングが豪勢だということは今年1月の高知行きでわかっていたので、朝食は室戸に行く途中で食べることにして、それまではひたすら東を目指して走ります。Rさんにはあまり寄り道をしないようにしましょうと言われていたのですが、どうやらタイキンギクが道すがらのあちこちに咲いている様子・・。
とうとう我慢しきれなくなって、車を停めてしまいました。
タイキンギクは11月末の足摺行きの途中でも群生を見かけていたのですが、高知市内では見たものの、不思議と西に行くに連れて姿を消しました。
今回は高知市より東を走ったわけですが、55号線沿いのあちこちで咲いていました。
早いものではすでに綿毛になっていますが、ほとんどの花はまだまだ盛りといった感じです。
さすがにユキミギクの別名があるだけのことはあります。
ハヤトウリといえば、我が家では今年もハヤトウリを粕漬けにしようと、今は下漬けしているところです。でも、香川では勿論、ハヤトウリは産直市などで買うのですが、高知ではこんな風に野生化しているのです。
高知に来るたびに感じるのは、高知ではツル性の植物がものすごく元気が良いということです。
香川の山ではさすがにクサギの実はもう落ちていると思うのですが・・。
クサギの後方に見えているのはビワの葉です。
これも恐らく野生状態のビワでしょう。
私はこの葉が気になっていたので、Rさんに尋ねたところ、「ホソバイヌビワだと思うけど・・」とのことです。
ホソバイヌビワなんて、それまで聞いたことも見たこともなかったので、またまたびっくりです。
でも、後ほど、ちゃんと実のなったホソバイヌビワを見たので、後ほどまたあらためて紹介します。
またまた、車を停めてしまった場所では、シオギクが咲いていました。
生まれて初めて目にした自生のシオギクです。
一生懸命撮影していると、Rさんの「シオギクは室戸岬で嫌というほど見られるから」との声・・。
しかし、初めて見るシオギクに嬉しくて、何枚か夢中で撮影します。
舌状花がなくとも、こんなに可愛い花なんですね。
キキョウランなどというランがあることも、このとき初めて知りました。
暖地の海岸に生える常緑の多年草でランとついていてもユリ科の植物です。
花は4~7月に咲くそうで、残念ながら花は見られませんでしたが、まるでリュウノヒゲの実のような青紫の実もまた美しかったです。
美しい花も見てみたいものですが、春から夏にかけて高知の海岸を歩く機会があるかどうか・・・。
これも海岸に多い樹木であるシャリンバイの実が、キキョウランの葉のそばに見えていて、まるでキキョウランの実のように見えます。
長細い葉が目に付きます。Rさん、Tさん、私の3人でなんだろう?と話しますが、そのときはわかりません。
Tさんはヤマモモではないかと言いますが、ちょっと違うような気がするし・・。
結局、帰宅してからタイミンタチバナという樹木であることがわかりました。樹木は奥が深いです・・・。特に高知は照葉樹が多く、香川では見かけない種類が多いのでお手上げです。