イチヤクソウは山歩きをしていると、意外とよく見かける植物です。
花は初夏に咲きますが、緑色の少し艶のある葉っぱは年中青々としていますので、秋から冬にかけての山歩きでも御馴染みの植物です。
今まで、毎年のように花も見ていますが、今回わざわざアップしたのは、思いがけないほどの低山でイチヤクソウを見かけて驚いたからでした。
県内でもよくイチヤクソウを見かけるのは、標高1000m前後の場所です。
徳島の山などを歩いていると、ずいぶんたくさんのイチヤクソウの株を見ることもあります。
しかし、今回見たのは、標高100mほどの場所でした。これほど低山にもイチヤクソウが自生しているのは意外でした。
花の跡を見ると、花はどうやら一輪しか咲かなかったようですね。
株は結構大きいのに、一輪しか咲かなかったというのは、やっぱり低山ゆえの暑さのためでしょうか。
北海道にはイチヤクソウが多いそうですから、どちらかといえば寒いところのほうが適しているのかも知れません。
しかし、野草友達の話では瀬戸内の島にもイチヤクソウが自生していたそうですから、この場所にあっても不思議ではないのかも・・。
来年は花の時期に、ちょっと見てみたい気もしますが、その頃はあまり里山歩きはしない頃ですね。
コクランは里山に多いランで、逆に高山ではみたことがありません。
イチヤクソウとコクラン、花の時期が同じなら、一緒に見に来るんですけどね。
標高が同じならば、イチヤクソウのほうが少し早いような気がします。