2月15日に笹ヶ峰に登って来ました。本来なら、この時期は雪の一番多いと思われる時期ですが、2月上旬頃から暖かい日が続き、特に13,14日は2月としては異常なほどに暖かい日となりました。
08年の年末ぐらいから、学生時代の山仲間のS君にどこか、私でも登れそうな山があったら誘ってくださいと頼んであったのです。直前に山友達のTさんも同行してくださることになりました。
画像は2月半ばだというのに、雪のほとんどない笹ヶ峰山頂付近です。雪山を楽しむ予定が、陽だまりハイクになるという思いもかけない展開でしたが、展望には恵まれた山行となりました。
因みに前回の笹ヶ峰行きは06年12月のことで、このときのほうがよほど冬山らしい歩きとなりました。06年12月の笹ヶ峰の記事はこちらです。
さて2月15日は伊予西条に7時過ぎに集合ということになりました。Tさんと私は高速に近い場所で6時前に待ち合わせ、高速には6時過ぎには乗っていたでしょうか。2月半ばともなると夜明けも早くなっていて、愛媛に入った頃には周囲は明るくなっています。空はいい感じに雲ひとつなさそうです。展望に期待がかかります。
西条インターで下りて、R11を西に走っていると、石鎚の姿が綺麗に見えてきました。西条市内から石鎚の姿をこんなにはっきり見るのは初めてで、Tさんも私も大喜びです。途中、加茂川の橋のたもとのコンビニで、朝食用のサンドイッチとコーヒーとお昼用のおにぎりを買い込みます。S君は集合場所にすでに到着していました。S君にTさんを紹介した後、出発です。事前のメールでスノーシューかワカンを持参するようにとあったので、一応、Tさんのワカンとスノーシューを持って来てもらいましたが、この時点で必要ないだろうということになりました。私の昔使っていたワカンも、捨ててはないので、どこかにあるはずなのですが・・。
西条市内から笹ヶ峰の登山口までは約30分で、最後の10分ほどが未舗装の林道です。
車はすでに3,4台が停めてあります。
登山口周辺には雪はまったくありません。
スパッツをつけ、靴を山靴に履き替えます。
辺りに見える木でわかるのはヤナギの芽らしきものと、ヤシャブシの木ぐらいです。
登り始めは8時です。
S君とTさんは、頻繁に山歩きしているので体調は万全のようですが、私ときたら、最近ろくに歩いてないので、ついていけるかどうか、ちと不安です。
S君がいきなりハイペースでトップを歩き始めたので、ペースダウンしてくれるよう頼みます。いつも花散策ペースなので、とてもハイペースでは歩けません。
最初は沢沿いに歩くのですが、堰堤辺りからジグザグに登っていきます。
当然ながら花は何も咲いておらず、それでも時折タチツボスミレの葉っぱやネコノメソウの仲間の葉っぱが見えます。
私は速乾のハイネックのウエアの上から登山用のシャツという格好で歩き始めたのですが、最初から汗をかなりかきました。2月の山とは思えないほどの気温です。
8時45分ごろ、1本取ろうと言うS君の声がかかりました。
やれやれ、汗拭きタオルをザックの中に入れたままだったのですが、タオルを出さないと汗だくです。
休憩中に、 木の間越しに、石鎚が見えているのに気づきました。
今まで笹ヶ峰には4,5回は来ているのに、石鎚の姿を見るのは初めてです。
しかもこんなに綺麗に見えるとは、冬はやはり空気が澄んでいるのでしょう。
10分ほど休憩した後、出発です。
9時丁度に「宿」を通過します。
「宿」には昔は人家もあったそうですが、今は面影が残っているだけです。
宿付近から少し雪が残っているのが目につきます。