数年前まで、冬の花だと信じて疑わなかったヤブツバキですが、山登りを再開してからはヤブツバキが春の花であることに得心がいくようになりました。
県境の山や高山の麓では、ヤブツバキの花は3月に入らないと見ることができません。
四国の山に限らず、どこの山でもヤブツバキとヤマザクラは見ないことがないぐらい、ポピュラーな花ですが、これほど万人に愛されている花もないでしょう。
かく言う私もヤブツバキとヤマザクラはことのほか好きです。
ヤブツバキは藪とつくぐらいで、低山では薄暗い中に咲くようなイメージがありますが、落葉樹の多い山では周囲の木々が葉を落としているからか、明るい陽射しの中で咲いていました。
足元に生えていても、地味な色の葉っぱが地面を這っているので、見落としがちなニッコウネコノメです。
花の時期には花が黄色く咲くので目立ちますが、あと2週間ほど経たないと開花しないでしょう。
微かに紫色を帯びた花・・。
春の花ですから、やはり光が感じられる画像がいちばんでしょうか。
2時間ほど、1人でアワコバイモを見たりユキワリイチゲを見たりして、心はすっかりリラックスしました。
自然林がユキワリイチゲやアワコバイモを育てるのですね。
こんな眺めが大好きです。