ヤマシャクヤクのことを、四国で山歩きをする人間は親しみを込めて「ヤマシャク」と呼び慣わしています。何しろ、四国の標高1000m以上のちょっとした山にはほとんどの山にヤマシャクのちょっとした群生があります。ヤマシャクヤクはそれぐらいポピュラーな花ですが、花の丁度咲いたばかりのときに見るのが難しいのです。
ヤマシャクは開花して二日目ともなると、花弁がだらしなく崩れてきて、もはや綺麗とは言えません。つまりその日に開いた花でないと、観賞価値がないといっても良いのです。
そんなその日に開いたばかりの花が丁度見られました。
赤星山のヤマシャクは一体に他の山のものより小さい株が多いように思いました。
山によっては草丈60センチほどの大株もあるのですが、ここの花は草丈が30センチほどの小ぶりな株が多いです。
車道わきではラショウモンカズラも見えますが、まだ咲いてないようですね。
この車道沿いには確か、フデリンドウがあったはずだけど・・・などと考えながら歩きます。
駐車場で出会ったKBさんはどうやら私たちと同行されるつもりのようで、先に行って珍しいものを見つけては、私たちに教えてくれます。
登山道の入り口には、まるで私たちを迎えてくれるかのように、可愛いエイザンスミレが咲いていました。
道標を写し忘れても、スミレだけは写し忘れることはありません(^_^;
6年前には知らなかったメギの木に目が止まりました。毎年、東赤石で見ているので、今ではすっかり憶えてしまった木です。
鋭い棘があって、先のほうには早くも花芽をぶら下げています。メギの花は東赤石では確か6月には咲くはずですが、ここ赤星ではいつ頃咲くのでしょうか。
このコースは山頂まで二時間足らずですが、最初から最後まで自然林の中を歩くので、芽吹きの季節は最高に気持ち良いです。
見上げると、点々と白いニリンソウの花が咲いています。
皿ガ嶺ではニリンソウは見かけず、イチリンソウが多いですが、逆に赤星山ではニリンソウが多かったです。
エイザンスミレはあちこちで点々と咲いていますが、このエイザンスミレはすっぽりと落ち葉の布団にくるまっていました。
つい10日ほど前に見たばかりのオウギカズラの株です。小さな花芽もつけていますが、4月に見てなかったら、何の花だかわからなかったことでしょうね。
10時7分、中尾集落からの登山道と合流しました。
私はまだ、中尾集落からは歩いたことがないですが、中尾集落からのほうが30分ほど時間が余分にかかるようです。
周囲は芽吹きが始まったばかりの木々がとても綺麗で、おまけにその向こうには青空が見え、文句のつけようのない気持ちよさです。