表参道が見えてきたということは、土小屋コースとの合流点である二ノ鎖小屋も近いということです。二回目の休憩は二ノ鎖小屋付近で取ることに決め、なおも歩きます。
ブナの立派な株が見えたので、思わずシャッターを切りました。
途中で上を見上げると、弥山(みせん)の鳥居付近にいる人たちまではっきりと見えてきます。
なおもトラバース道を歩いていると、こんな見慣れない花を見ました。
葉っぱを見ると、サンザシの仲間であることがすぐにわかりました。去年、剣山で6月上旬に見たのと同じトガスグリかと思いましたが、帰宅して調べるとコマガタケスグリでした。
検索によると、北岳の大樺沢の登りでもたくさん咲いているらしいですが、06年に北岳に登ったおりに、画像を一枚も撮影していないのがちょっと不思議です。
ともあれ、四国の山では初めて目にする植物でした。
道はトラバース道になっていて、この日も作業の方たちが、登山道の補修をされていました。こんな地道な作業のおかげで、毎年たくさんの登山者が訪れる石鎚の登山道の安全が保たれているのですね。
Rさんが「こんなところに咲いてる」と指差すので、何が咲いているのかと思えば、なんと早くもキバナノコマノツメが登山道に咲いていました。
最初は黄色い色からツルキンバイか何かが咲いているのかと思いました。
こんなところで遭えるとは想定外なので、大喜びで撮影します。これで今日の目的の花を一つクリアーです。
東の方角に芽をやれば、瓶ガ森が綺麗に姿を現し、その右肩にはうっすらと笹ヶ峰も見えてきました。
11時10分、表参道との合流点に到着です。
ここで、邪魔にならないところを探して休憩します。
さすがに、表参道からと土小屋からの両方からの登山者で、絶え間なく人が通過する場所で、四国の山でこれほど賑やかなのは石鎚と剣山ぐらいでしょうか。
いつもほとんど人に会わないような山歩きをしている私にとっては、ちょっと物珍しい気持ちさえします。
岩場が見えているのが北壁と言われるもので、ロッククライマーの方たちが登る場所です。
手前には道標があって石鎚山頂まで0.6キロとありますが、この日は西ノ冠岳が目的なので、弥山には時間があれば帰りにでも寄る程度で、行きには通らないことになりました。
なかなか迫力がありますね。
ここからは登りがきついので、各自、おにぎりなどを食べて登りに備えます。
休憩しているうちに、ガスが出てきてしまいました。
11時23分、歩き始めます。
8年前に来たときはこの小屋でジュースなどを売っていたと思うのですが、今は小屋は閉ざされていて、物品の販売などもしてないようです。
ここからは鎖場と巻き道とに分かれていて、8年前は当然の如く鎖場を登ったのですが(巻き道があることを知らず)連れて行った末っ子が鎖場の下りで、動けなくなって困った思い出があります。
今回は勿論、巻き道利用ですが、それでも階段の登りなので、それまでの平坦な道とは打って変わって、厳しい歩きとなります。
道の傍らのエンレイソウなどに癒されながら登ります。
そして一際可愛かったのが、ピンクの筋の濃いコミヤマカタバミです。
登りがきついので、少し立ち休みしてと言う声がTさんから出て、北壁に咲くアケボノツツジなど見ながら、しばし休憩です。
画像中央にピンクが少し見えているのがアケボノツツジです。
石鎚山頂付近のアケボノは前の週ぐらいが見頃だったようです。
東稜の向こうには先週歩いた岩黒~筒上~手箱の稜線が、先ほどとは角度を変えて見えます。
土小屋もはっきりと見えていますね。
再び、歩き始めると、アケボノツツジの咲き残りの花が少しだけ見えました。
ここで、弥山へのルートと分かれます。