北アルプス最北の山旅、その10、ミヤマオダマキ

白馬山荘には早く着いたので、白馬の直ぐ西に見えている旭岳に行ってこようかという話も出たのですが、翌日は何しろ行動時間が長いので、白馬付近の散策程度にしようということになりました。その前に、この日はお弁当を頼んでないことだし、小屋の直ぐ横に、スカイレストランがあるので、先ずはここでお昼を食べようということになりました。

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  スカイレストランの中には日本一高いところにあるモンベルのショップもあると聞いていましたが、ほんとにその通りでした。

YさんはバンダナとTシャツを1つ買いたいということで、私も山用のソックスがかなり薄くなってきて、足が少し痛みを覚えるので、厚手のソックスを買い込みます。折角、荷物が少し減ったけど、これで元の木阿弥??でも、新しく買ったソックスを履いていたおかげで、翌日のロングコースも楽に歩けたので、これはとてもよい買い物になりました。

P7154350 モンベルで品定めをしているYさん・・。

お客は誰もおらず、私たちだけの貸切状態です。

私は念願のビールをソーセージとともに頼んで、剣が見える窓際の一等席で飲みました。

去年の鏡平小屋での槍を見ながらのモーニングコーヒーとどっちもどっちと言う贅沢なひと時でした。(^_^;

P7154347白馬付近は携帯の電波が入りにくく、Yさんのソフトバンクの携帯は少し下に下った村営の頂上宿舎まで行けば通じるというので、その辺りまで散策に出かけます。

時間はまだまだたっぷりとあります。

白馬山荘も村営宿舎も山小屋にしてはシックな色の建物です。

P7154356白馬山荘付近も、ほんとにウルップソウだらけでした。

P7154361 白馬杓子の杓子尾根と白馬の三合尾根との狭間から下界がはっきりと見えます。

北アルプスって、安曇野が直ぐ下なので、昔も町の灯が良く見えて、妙な気分だったのを思い出します。

下からやってくるのはは白馬大雪渓を登ってきた人たちです。

P7154362 直ぐそこに見えているのが白馬杓子岳です。

手前の雪渓が大雪渓の上部になるのでしょうか。

P7154382 村営宿舎の近くまで下ってみると、そこいらじゅうでミヤマオダマキが咲いていて、嬉しくなりました。

ミヤマオダマキは今まで、北岳の山頂でしか見ていません。

それも1株だけです。

P7154388 なんとも可憐な花ですね。

P7154368 それにしても、ミヤマオダマキは白馬より北に行くと全然見なかったので、ここに散策に来て良かったと思いました。

ここまで来るといっぱい咲いているのです。

白馬山頂付近からではわずか30分ぐらいの距離ですが、それでも植生が違っています。

P7154374 イワオウギらしき花もそれまで歩いてきた道沿いには見なかったのが、村営宿舎付近では咲いています。

もっとも、朝日岳の下りでも良く似たのを見ましたが、イワオウギの仲間もたくさんあるようなので、ゆっくり画像を見ないとわかりませんが・・。

この花がイワオウギなのかシロウマオウギなのかも、始めてみた私には判別が難しいです。

P7154375 こんな小さなアブラナ科の黄色い花も咲いています。

これはナンブイヌナズナでいいのでしょうか?

7月25日 fu-coさんよりご教示いただき、ヤマガラシと訂正させていただきます。

とても可愛かったです。

P7154390 オオイヌノフグリに良く似たクワガタの仲間も咲いています。

白馬へののぼりで見かけたミヤマクワガタよりもっと小さい花で、これは確かヒメクワガタでしたね。

でも、これも初見なのです。

次から次へと見たこともない花が咲いています。

P7154378 これは北岳でも見たことがあるシコタンソウのように思いますが、まだ咲き始めなので、これも確信はありません。

P7154398 再び稜線まで登ると、毛勝三山らしき山が見えていました。

P7154407 白馬山荘へと引き返し始めたら、ガスが晴れて、白馬杓子岳と白馬鑓ヶ岳が綺麗に見えました。

白馬岳も入れて白馬三山というのはこの3つの山のことなのです。

屋根が見えているのが白馬村営の頂上宿舎です。

でも、せっかくここまで来たのに、Yさんのソフトバンクの携帯は電波が飛んでなかったのでした(^_^;

P7154415 それにしても、この眺め、なかなか迫力がありますね。

私も携帯のカメラでこの眺めを撮影して後から先輩や山友達に写メールしたのでした。

P7154401 一方、こちらは白馬岳をバックに建っている白馬山荘です。

それにしてもでかい山小屋ですね。

そして白馬岳というと、この格好がいちばん有名なのではないでしょうか。

P7154409 ウルップソウはこの界隈ではごく普通にどこにでも生えています。

散策後は談話室や部屋でのんびりと過ごしましたが、やがて、夕方になると風に加えて雨が降り始めました。

夕食後の天気予報を見ても16日の天気はイマイチ良くなさそうだし、小屋の方にお尋ねしたら「最初は悪いでしょうが、後から良くなるのでは?」とのこと・・・。

もし、風と雨の両方なら、朝日小屋までのロングコースを歩くのはつらいものがありますし、第一、展望も得られず、撮影もままならないので、雨と風の両方がやまないようなら、精々、雪倉までのピストンにして、登ってきた道を引き返そうということにしました。

しかし、宮城から来たというパーティーの方に翌日の予定を尋ねたら唐松岳まで行くと言うのです。唐松岳までというと不帰の嶮を通過するはずです。これだけの強い風雨の中を危険なキレットを通過するというので、思わずYさんと顔を見合わせました。しかもそのパーティーの方たちはどう見ても60ぐらいの女性中心のパーティーなのです。宮城からわざわざ来たからには、雨が降っても槍が降っても予定のコースを歩くのでしょうか?

奇しくも16日というと、大雪山系で大規模な遭難があったときで、このときはそんなことはつゆほど知りませんでしたが、最近の熟年パーティーの方たちは山の怖さを知らないんだね、とYさんと話したことでした。

私はといえば、大学3年のときに秋合宿で赤石~塩見まで縦走したことがあるのですが、3000mの稜線で横殴りの雨に降られたうえ、強風に煽られて、パーティーでどこかの小屋に入ったものの、寒さで1晩中、まんじりともしなかった経験があるので、山で風雨に遭うことの怖さは身に染みています。

ともかく朝の天候次第ですね。

その夜も、夕方7時半には横になり眠りましたが、一晩中、風の音がすごかったのでした。

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