明王峠を越えたら、地図では陣馬山までの所要時間は1時間弱となっています。
低山ですが、樹林帯の中の歩きで、暑さはさほど感じません。何より、この日はザックも7月お鹿島槍ピストンに使った小さなナップザックで、中に入れている荷物も軽い折り畳み傘、雨具の上衣だけ、それに行動食少しとペットボトルのお茶だけという軽さです。
お昼ごはんのおにぎりはNさんが持ってくれているし、行動食のフルーツもNさんが用意してくれているというお任せ登山なので、これでしんどいと言ったら罰が当たります(^_^;
歩いていたら、シソ科の花らしい白い花が目にとまりました。最初は花芽だけだったので、なんだろう?と思っていたら、やがて咲いている花が出てきたのでわかりました。
シモバシラの花ですね。実を言うと、それまでにシモバシラの自生の姿を見たことがなかったので、これが自生のシモバシラの初見です。香川の山にも自生するそうですが、私は今まで見たことがなく、ただ、去年、山友達の知人の方に山野草の鉢をたくさんいただいた中にシモバシラの鉢があったので、鉢植えのシモバシラは見ています。
まだまだ咲き初めではありましたが、その後も道沿いで沢山見ることが出来ました。シソ科の花は種が沢山できるので、群生するものが多いですね。
シモバシラは花よりも、冬場に根が水分を吸い上げたのが寒い朝に茎の中で凍り付いて霜柱状になって、とても美しいので有名です。
普通の霜柱ですら、我が家の周囲では見ることが出来なくなった今、シモバシラの茎が凍ったところを見るのは至難の業ですが、いつの日か見てみたいものですね。
秋の初めというよりも夏の終わりごろから見かけることの多いシラヤマギクもあちこちで目につきましたが、これは四国でも見飽きているので、一枚だけ画像を撮りました(^_^;
何というショウマかを確かめるには葉を見なくてはなりません。
オオバショウマの葉ですね。
花だけだとサラシナショウマと、ちょっと似ているのですが、葉を見ると一目瞭然です。
昨日、たまたま高知の山でサラシナショウマとオオバショウマが同じ場所に自生しているのを見ましたが、花期はオオバショウマのほうが早いようです。
2人で山頂でのビールを楽しみに登ってきたので、先ずは茶店に入ります。
富士見茶屋と書かれた茶店からは富士山が良く見えるだろうと思い、この茶店でビールを買ったのですが・・・・。
生憎と霞がかかってしまって富士山は見えませんでした。
茶店の外にある椅子に座ったら、吹く風がとても心地よくて、標高900m足らずとは言え、山の風はやはり最高です。
目の前ではススキが風に揺れています。
ビール好きのNさんと、何とか無事の登頂を祝して乾杯です。
Nさんと飲むのは2年前の上京以来です。
あ、そういえば、今回は4年ぶりの上京とばかり思っていましたが、08年秋に先輩方と信越方面にバス旅行したとき、東京を起点としたので、上京は2年ぶりだったのでした。すっかり忘れていました。
Nさんとは大学時代、1,2年と同じクラスだったのですが、当時は山登りなどまったくしなかったNさんと、こうして数十年経った今、同じように山歩きを楽しむようになったのも不思議な縁です。
茶店の席の正面にこんな山が見えていて、地図で確かめると、どうやら扇山というようです。
わずか10キロほどしか離れていない扇山ですら、これほど霞んで見えるのですから、富士山は到底見えません。
これも帰宅してから調べたのですが、展望の良く利く日ですと、この扇山の向かって左側に南アルプスの赤石岳や悪沢岳が見えるそうです。
見たかったです。