アズキナシを見た後、再び登山道に戻り、今度は行場を目指して歩きます。
尾根筋の登山道をそのまま剣山頂のほうに向かったことは、今まで20回近く来ている剣山ですが、多分1度ぐらいしかないと思います。
行場へ向かおうとしたとき、道沿いに何やら紫の花が見えました。
咲いていたのは、山地ではごく普通に見かけるムラサキサギゴケだったのですが、群生で咲いていると、いい雰囲気ですね。
余談ですが、今日は雨も上がったので、庭に寒冷紗を張ったりしていたら、なにやらツルのようなものを見つけました。何だろう?と思ったら、それがムラサキサギゴケのツルだったのです。ムラサキサギゴケって花後にはあんなに匍匐茎を出すってこと、知りませんでした。
花が咲いているときだけ見るのと、花を育てながら一年中観察するのと、両方しないと花のことも良くわかってないものですね。
シカが食べないテンニンソウだけが斜面を埋めています。
気が立ち枯れたようになっているのも、シカに樹皮を食べられたからでしょうか。
この辺りは、テンニンソウとシコクブシ、バイケイソウばかりがやけに目立ちます。
どれも、シカが食べない植物ばかりが残っています。
剣山でも行場の辺りは谷になっているせいか、10回来ればそのうち9回はガスが漂っています。
このガスが剣山のキレンゲショウマを育てているのですね。
10年近く前に来ていた頃は、早春にはヤマエンゴサクやシロバナエンレイソウが咲いていたものですが、今はどうなのでしょう。
4月~5月の剣山を訪れなくなって久しくなりました。
6月初めに瓶が森林道沿いに咲いていたシコクハタザオと比べると、草丈も少し低いようで、弱弱しい印象です。
10年前には比べるべくもないですが、それでもシカ除けのネットを張ったり、テキサスゲートを設置した甲斐があって、キレンゲショウマは順調に回復しているようです。
今年の夏は再び剣山にキレンゲショウマを見に来るのも良いかなと思いました。
これはまだ花芽で、翌日に開花することでしょう。
こちらはちょっと開きすぎと言う具合で、ヤマシャクの丁度の見ごろを探すのはちょっと難しいんですよ。
標高が高いので、ヤマシャクが今頃でも咲いているのですね。
先ほどからズダヤクシュと騒いでいたのに、なんてことはない、行場付近にいっぱい咲いています。
これは苔むした岩の上に良い感じで咲いていた株です。
これが行場の岩です。
ミヤマハコベは今季何度も見ているのですが、サワハコベは初めてのような?
横のほうにぼんやりと白い花が見えますが、これは葉が茎を抱いているので、クリンユキフデのようですね。
ヒメレンゲはやっぱりこういう場所で咲いていて欲しいものです。
こういうところで咲いているマイヅルソウを見ると、アルプスを思い出してしまいます。
ここまで来るとアップダウンもほとんどなくなり、谷を巻くように道がつけられています。
アズキナシの花がここでも咲いていました。
3年前に来たときはアズキナシの花は剣山では見てないのですが、年によって微妙な違いがあるようですね。