11時42分、一ノ森との分岐までやってきました。
この日は一ノ森へ行く予定はないので、ここでお昼休憩にします。
自宅で5時半ごろ朝食を食べてきたとは言え、すでに6時間経ってますから、お腹がペコペコです。すでに3時間以上歩いていますし・・・。
お昼を食べた笹原の近くにはフモトスミレがまだ頑張って咲いていました。
このスミレ、山に行くと比較的遅くまで咲いているスミレです。フモトとはつきますが、私は石鎚山系や剣山系などの高い山でしか見たことがないんですよ。
近くにはマイヅルソウもあって、ツマトリソウも見えているのですが、どちらも残念ながら花芽です。3年前の6月上旬に丸笹山と剣山を訪れたのはツマトリソウを見るのが目的だったのに、そのときもツマトリソウは花芽ばかりで咲いたのは一輪もなかったのです。
今年は花が遅れているので、なおのこと、開花した姿は見れそうもありません。
のんびりと20分ほどお昼ご飯を食べてデザートも頂いたら、剣山に向けて出発です。
もうここからのコースは花は期待できそうもないと思った私は、道の傍らもあまり見ることなく、目は主に、山々の菅にばかり注がれていました。
ところが、後から歩かれていたEさんが「何か咲いてるよ」と言うので、引き返したところ、ツマトリソウが咲いてるではありませんか。
剣山でツマトリソウを見るのはほんとに久しぶりのことで、感激しました。
ツマトリソウは北アルプスなどに登ると、ごく普通に咲いているので、私自身は毎年見ているのですが、一番最初に見たのは、ここ剣山だったのです。その一番最初に見たツマトリソウがほんのりと花弁の縁が紅に染まって、とても可愛い花でした。
その後、アルプスで見ることはあっても、花弁が白いものばかりで、何か物足りなく感じていました。そして、今、花弁と書きましたが、正しくはこのツマトリソウは離弁花のように見えますが実は合弁花なんですね。
上から見ると、綺麗に7裂しています。端正という言葉がぴったりです。
この株は2輪の花を咲かせていますが、たいていは1輪だけ咲かせることが多いようです。
サクラソウ科ツマトリソウ属の花です。
この株の花は6裂しているようですが、やはり7裂の花がバランスが取れていて美しいですね。
剣山に行くまでには二ノ森や三ノ森など2つほどの小ピークを越えねばなりません。
どちらも精々50mほどの登りですが、疲れているときはこれが結構こたえます。
この日は気温も低めで、3人とも元気一杯で登ります。
二ノ森への登りはちょっとした木々が生えていて、岩の上は苔むしています。
その苔の中でまたしてもバイカオウレンの花後の株がいっぱい見えています。
剣山のバイカオウレンは正しくはシコクバイカオウレン、花の時期は5月だそうですが、私は剣山のバイカオウレンが咲いているのをまだ一度も見てないのです。
来年ぐらいは一度見てみたいものです。
因みに高知の平野部では1月末には咲き始めるので、花の時期は約4ヶ月の開きがあることになりますね。
シコクシラベなどの木を眺めながら登っているうちに、直ぐに二ノ森ピークです。
今回の剣山山行ではオオカメノキの花はほぼ終わってい増したが、やはり標高が高いだけのことがあります。
二ノ森のピークを下っていると、いよいよ次郎笈の格好の良い姿が見えてきました。
剣山は名前に似ず、鈍重な姿をしていますが、次郎笈は格好の良い山です。
モデルになっていただきました。
それにしても歩き始めはガスが濃くて、展望はまったく期待してなかったのですが、稜線に出たとたん、展望が利くようになって、嬉しい限りです。