当初の予定では、何が何でも山頂まで登ろうという気はまったくなくて、三合目付近の散策でも良し、登れそうだったら登ってみようかとうぐらいの気持ちでした。靴が靴でしたし、時間的にもその日のうちに四国に帰るつもりなので、登っている余裕があるのだろうか?というのが正直なところでした。
実際、登山口で別れた京都の山男さんには「その靴で大丈夫ですか?」と言われたのです。
この前の記事で書き忘れましたが、礼服を入れたバッグとお葬式用の黒いバッグは麓の茶店のおばさんが300円で預かってくれました。近江長岡の駅はずいぶん田舎の駅で、今ロッカーがなかったのです(^_^;
そんないい加減な気持ちで3合目まで来たのですが、同行のYさんたちは登る気まんまんなのです。でもYさんたちの格好と言えば、私よりもまだお気楽な格好で、リュックも持たず、普通の小ぶりのショルダーバッグに、平底のタウン用の靴のようです。服装もY君はポロシャツにハーフパンツ、Yさんは普通の街着のパンツに私と同じくチュニックです。
Yさんたちは、三合目から早くも「山頂に行ったらもっと花も咲いてるし、景色も素晴らしいんでしょうね」とおおはしゃぎです。う~~ん、これは、お付き合いして私も登らないといけないかな?という気持ちになってきました。(^_^;私以上に軽装で、山登りはしたことないという人たちを、ほうっておくわけにはいかないですから・・・。
そんな訳で、三合目辺りを散策というプランから、いきなり山頂行きというプランに変更と相成りました。
三合目と言っても、すでに標高は720mもあるので、山頂までの標高差は600mあまりですね。ざっと1時間半、ゆっくり歩いても2時間あれば登れそうです。
行く手には前を登る人が点々と見えています。
三合目という道標の後ろに見えてるのが、私は利用することなく終わったのですが、公衆トイレです。この道標を出発したのが10時42分でした。
帰化植物のナヨクサフジは自宅周辺でも、春にいっぱい咲きますが、在来種のクサフジは山地に行かないとなかなか見られません。
今まで在来種のクサフジを見たのは南アルプスの麓と徳島の高越山、そして今回が3度目だと思います。
こちらは四合目付近で見かけたクサフジです。
色は実際はこんなに青みが強くはないです。
こちらの画像にはクサフジの実らしきのが写っていますね。
北アルプスの麓で毎年見ていますが、アルプスは花が多すぎて、なかなかオオウバユリの花を撮影するまでに至りません。
一見、ハクサンフウロにそっくりですが、北アルプスの2500m以上の稜線で咲くお花が、標高1000m足らずでも咲くのでしょうか?
伊吹山に咲くフウロの仲間を調べたらエゾフウロ、ハクサンフウロ、タチフウロ、イブキフウロ、ヒメフウロなどがあるようです。
ヒメフウロは直ぐに違うとわかりますし、イブキフウロも花弁の先端が3裂するらしいので、違います。
ハクサンフウロかエゾフウロのようですが、両者を見分けるのは難しいようですね。
なお、ゲンノショウコやクルマバナもたくさん見たのですが、四国でもすでに何度もも見ているので、撮影しそびれました。
コオニユリも可愛く咲いていて、この前の高瀑の滝ではせっかく岩場をよじ登ったのに、ピンボケ画像しか撮れなかったので、良いリベンジとなりました。
道もこの辺りは遊歩道と言ってよいでしょう。
陰がなくて、照っているときはすごく暑いと聞いていましたが、確かに、標高がまだ低いこともあって、照ってなくともかなり汗が出ます。
コバノギボウシも咲いていて、こういうところが好きな花ですね。
周囲にヨモギの葉っぱが見えてますが、ここでYさんが「ヨモギなんて珍しい、帰りはヨモギを摘んで帰らなくちゃ」と言ってるのを聞いてちょっとびっくり・・・。
大阪の街中に住まわれているそうで、街の人にとっては、ヨモギが珍しいんだ~と、驚きました。
うちではヨモギは草抜きの対象となっています(^_^;
Y君に教えてあげると大喜びで撮影しています。
Y君は会社の写真部に入ってて、去年秋にデジ一を買ったそうで、良い被写体を求めて、初めて伊吹山に来たそうです。
レンズは望遠レンズのみしかもってないそうですが、景色も撮っていましたから、良いレンズをお持ちのようです。
山頂方面はガスッっていて見えませんが、下を見ると、三合目のホテルでしょうか?結構見えてますね。
カワラナデシコも出てきました。ナデシコジャパンのナデシコです。ヤマトナデシコとも言われます。
ワレモコウ、ナデシコとくれば、秋の気配ですね。
10時56分、四合目を通過します。