自転車をとめてお寺に入ろうとしたら、お寺の後方にずいぶん低い、山とも呼べないような小高い森が見えました。
地図で見ると、これが甘樫の丘でした。ちょうど良い雰囲気に紅葉しています。この丘の中腹と麓に蘇我蝦夷と入鹿親子の邸があったと知ったのは、その後、何かで読んだからです。でも、甘樫の丘という地名はどこで聞いたのか、聞いたことはありました。
飛鳥寺は日本最古の寺院なんですね。
お寺としてはこじんまりとした造りで、京都の銀閣寺や天龍寺などの洗練された名刹から比べると、まるで四国の田舎のお寺というような雰囲気でした。
カメラを持ったまま入ったものの、撮影禁止だろうと思っていたら、受付の女性の方が「どうぞ、撮影しても結構ですよ」という言葉をいただきました。
目の前に鎮座まします大仏様は、ごくさりげなく私の目の前におわします。
日本最古の仏像と言われる大仏様がこんなに素朴な形で対面できるとは、正直驚きました。
作者は止利仏師です。う~~ん、歴史の時間化美術の時間に、昔、奈良たことがありますね。
9月末に見学した中尊寺の金色堂がガラス越しにしか見えなかったのに比べて、えらい違いです。
また、見物客も金色堂は何百人といましたが、ここ飛鳥寺は私たちが訪れたときは、他には誰もいないというのどかさです。
西門から少し歩いたところに、蘇我入鹿の首塚があるというので、見てきました。
西門方向から眺めた飛鳥寺です。
田んぼの真ん中にこじんまりと佇んでいます。
かつての飛鳥寺の西門跡がこの場所にあったそうで、発掘された様子の写真です。
建立は596年で、当初は東西に200m、南北に300mという広さだったそうですから、相当大きなお寺だったようです。
現在のお寺の造りとのあまりの差にちょっと驚きました。
再び、境内に帰ってくると、ボダイジュと書かれた木が黄葉していました。
ボダイジュは香川でも八栗寺などでも見られますが、黄葉↓ボダイジュを見たのはこれが初めてでした。
それにしても、日本最古のお寺で、日本最古の仏像のあるお寺が、こんなにのどかでこじんまりとしたお寺だったということに、びっくりしながら、その素朴さが妙に気に入ってしまいました。