去年の冬も寒くて長い冬でしたが、今年の冬も負けず劣らず寒くて長い冬でした。
例年なら2月に何度も県境に様子を見に行くユキワリイチゲですが、今年はこの寒さでは開花も遅いことだろうと思い、1月初めに行ったきりで、近づくこともしませんでした。3月になっていざ出かけようと思うと、今度は天気がイマイチでした。
そんな訳で、天気予報ではまずまずだった3月8日に、ようやく県境方面にユキワリイチゲとアワコバイモの偵察に行ってきました。
まずはアワコバイモです。
いつも見に行く県境方面では、まずはユキワリイチゲが2月半ばごろから咲き始めるのですが、2月末頃になるとアワコバイモも顔を出してきます。
ユキワリイチゲ、アワコバイモ、どちらも自生地はいくつかあるので、場所によって咲く時期が少しずれます。
こちらのアワコバイモは苔の中から顔を出すので良い雰囲気ですね。
特に今年は雪も雨も例年より多かったので、山もしっとりとしていて野草の芽生えには良い環境だと思いました。
小さな石の間から出ています。
一輪だけ、開花した花が見られましたが、残念なことに虫が食べたようで花に穴が開いてます。
丁度横から見ると,葯の色が見えますね。
アワコバイモの葯は褐色をしているんです。
コバイモの仲間は8種類ほどあるそうですが、アワコバイモは独特の花の色をしているので、見間違うことはまずありません。
山歩きをしていると、見かけることの多いアワコバイモですが、落ち葉や土の色と花の色が見分けにくいので、気づかない人が多いようです。
目が慣れてくると、びっくりするほど良く咲いています。
標高も500m以下の場所から高い場所では標高1000mぐらいまで咲いているようで、5月初めにも花を見たことがあるぐらいです。
でも、開花時期としては3月~4月がいちばんよく見かけます。
まだまだ芽吹きの始まってない季節ですね。
それでも3月になると山間部でもヤブツバキが咲くようになります。
標高300m以下の低山では12月から咲いているヤブツバキですが、少し高い山ではやっぱり3月ごろにならないとヤブツバキは咲かないようです。
遠くの樹林の中でも赤いヤブツバキの花が遠目にでもよくわかりました。
余談になりますが、先週末に訪れた金沢の兼六園では梅の花がやっと4,5輪咲いていただけでした。
たぶん栗林公園の梅は満開のはずですから、同じ日本でも季節の進み具合はずいぶん違うものだと、つくづく思いました。