初夏の東北の旅、その9、早池峰山のヒメイチゲとイワウメ

先輩方は早池峰山に本当に登れるとは思っていなかったらしく、ほんとに大喜びしていました。

ある先輩は娘さんに写メール送ったり、皆さん、ちょっと興奮状態でした。

私も登る前には、途中で誰かが脱落したりしたらどうしよう?と少々不安だっただけに、皆でそろって山頂を踏めて一安心でもあり、皆さんに山歩きの喜びを思い出してもらうことができて良かったとか、いろいろな思いで胸がいっぱいでした。

1人で山を登ることのほうがある意味、簡単かもしれませんね。

雨の中ですので、お昼ご飯は当然、小屋の中でいただくことにしました。

私たちが小屋に入った時はまだ空いていたのですが、食べているうちに続々と登山者の方が入ってこられて、20分もしないうちに小屋の中は結構な人数となりました。

食後は娘に借りてきたポットのお湯で暑いコーヒーを入れて皆で分け合って飲みました。ほんとはプリムスを持参したかったのですが、飛行機の中にはガスボンベは持ち込めないのであきらめたのです。

12時42分、下山にかかることにしました。小屋の管理人らしき方にお尋ねしたところ、やはり小田越ルートのほうが時間もかからず、安全だということです。下りの際は岩場が多いので、ストックを使うよりも手を使うほうが確実で安全だとも言われました。

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小屋を出てすぐのところが御田植場と言うのらしいですが、ここに小さい雪渓が残っていました。

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先輩たちのうちKさんとAさんは雪渓歩きは卒業以来初めてのようです。

アイゼンが要らないことは事前に確認済みだったので、それほど心配することもなく歩きます。

ほんの10mも歩けば終わってしまうような小さな小さな雪渓でした。

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雪渓を越してすぐのところに咲いていたショウジョウバカマです。

河原の坊コースではショウジョウバカマは見ませんでしたから、やっぱり違うルートを下るのは正解ですね。

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やはり山頂直下で咲いていたミツバオウレンです。

これも登りでは見かけませんでした。

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何やら赤い実がと思ったら、愛媛の東赤石や北アルプスでもお馴染みの植物となった感のあるホソバツルツゲでした。

花は何度か見ているけど、実を見たのは初めてのような??

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下り始めて少し経ったところで、木道が出てきました。

辺りは完全にガスってしまってます。

木道は北アルプスの朝日岳の下りで、滑りやすい木道で参りましたが、ここ早池峰の木道はまだ新しく、それに滑り止めのために溝が何か所も刻まれていて、滑る心配がなくて助かりました。

この辺りは所々、風が強くて、雨具のフードが吹き飛ばされそうになりました。気温もかなり低目だったようです。

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13時4分、最初の梯子場を通過します。

去年7月の槍の梯子場と状況が同じです。

先輩方も槍はたいていの人が何度か登っているので、こういう場所は初めてではない筈です。

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最初の梯子場をクリアしたと思ったら、すぐに次の梯子場が待ち構えていました。

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ようやく普通の登山道になったと思った頃、登山道沿いに白い小さな花を見つけました。

大好きな花、ヒメイチゲです。

これも北アルプスでほぼ毎年のように見ている花ですが、去年の槍の西鎌尾根歩きではとうとう見ることができなかったので、二年ぶりの再会ですね。

ところが雨のため、カメラのレンズは曇るわ、ヒメイチゲの花も雨であまり良い状態ではなかったのでした。

でも、好きな花に会うのはどんな状態でも嬉しいものです。

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イワウメの花も出てきました。

この花は花弁が分厚くてしっかりしているので、雨に打たれても平気ですね。

岩の上でマット状に広がっています。

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雪倉岳山頂で見て以来、二度目に見るクロミノウグイシカグラです。

イワウメにしてもクロミノウグイスカグラにしても、北アルプスや南アルプスで見るより、標高にして1000mは低い場所で咲いています。

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イワウメの群生は素晴らしく、アルプスで見るよりはるかに規模が大きいです。

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それにしても、イワウメを見られた時の状況って、こんな風なガスっていたり小雨の時が圧倒的に多いですね。

北岳でもそうだったし、鹿島槍でもそうでした。

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こんなにたくさんのイワウメを見たのは初めてなので、雨の中でも夢中で何枚も撮影しました。

イワウメの中に所々緑の葉っぱが見えているのは、これもアルプスでお馴染みのウラシマツツジです。

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こんな樹高の低い、まるで地面を這っているようなヤナギらしき樹木も見かけましたが、これはミネヤナギと言うヤナギ仲間のようです。

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