ミツバノバイカオウレンを撮影してから山道を少し登るのですが、どうやら鏡平も間近という雰囲気です。
ここまでのコースはほんとに花が多くて、それも咲いて間もない素晴らしく綺麗な花ばかりで、撮影時間がずいぶん手間取ったと思います。でも、双六小屋に行くとしても時間は充分にあるわけだし、こんな素晴らしいチャンスは滅多にないのです。
12時3分、Yさんが待つ鏡平の池に着きました。
↑画像は鏡平で撮影した2枚の画像をパノラマ風に繋いでみたものです。西鎌尾根の東部から槍そして穂高まで見えています。
Yさんは待ちくたびれたという感じでしたが、こんな絶景が見える場所ですから、長居をしても退屈はしないことでしょう。
それに、この日はこの素晴らしい展望にもかかわらず、他の人もほとんどいなくて、ゆっくりと眺めを楽しめたようです。
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私のほうもお腹が空いたので、ここで少し行動食を食べながら、去年はほとんど見ることが出来なかった槍の姿を楽しみました。
去年は3日間槍の周囲を歩いたというのに、槍の姿を見たのはほんの10分ぐらいだったのです。
もしかしたら登っているうちにガスが上がってきて槍が見えないかもしれないと心配していたので、これで一安心です。
しばらく眺めを楽しんだ後、鏡平山荘へと向かいます。
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鏡平の小屋の向こうに去年歩いた西鎌尾根が良く見えていますが、雪は少ないですね。
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問題はこの日の宿は鏡平にするかそれとも双六小屋にするかですが、時刻はまだ12時過ぎなので、ここはやはり双六に向かうべきでしょうね。
去年も鏡平で泊まるつもりが、団体の予約が入っていて布団が一人一枚当たらないと言われ、しぶしぶ双六まで歩いたのでした。
今年も去年以上に暑くてしんどそうですが、少々時間をかければ、なんとか歩けなくはないでしょう。
鏡平の外トイレに行っているYさんを待つ間にも槍の穂先にガスがかかってきました。池の逆さ槍を見られたのはぎりぎりセーフという感じで、ラッキーでした。そしてYさんを待つ間に鏡平で良く冷えたジュースを1本飲み干しました。
この日は結局水分を2リットル以上も摂ったようです。普段はあまり飲まない私にしては、この日はちょっと飲みすぎですね。
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鏡平で休憩していた女性がビールの大ジョッキを飲んでいるのを見て、「ここで泊まれば、ビールが飲めるな~」と、そんな考えもチラリと頭をかすめないではありませんでしたが(^_^;
この日は何しろ気温が高くて、普段は欲しいと思わないかき氷まで食べたいと思ったぐらいでした。
遅くとも15時ぐらいには何とか双六に着くことでしょう。
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このコースでは鏡平ぐらいからチングルマが出てくるのですが、登りに取り掛かると早速チングルマが見えてきました。
と言っても、今年は早池峰でチングルマをたくさん見ているので、それほど珍しくは感じません。
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鏡平から弓折方面への稜線まではたった300mの登りですが、疲れているときはこの300mの登りが結構堪えるんですよね。
でも、ほんの少し登っただけでも、槍がまたちょっと違う雰囲気で見えるのが嬉しいです。
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ダケカンバの新緑の向こうに去年歩いた西鎌尾根が見えています。去年は最初から最後までガスの中の歩きで、自分がどこを歩いているのかさえわかりませんでした。
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この辺りは雪が解けたばかりのようで、その後からコバイケイソウがうじゃうじゃと芽吹いています。
今年はほかの場所ではあまり見かけず、ここで撮影した株しか気づきませんでした。
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咲きあがったばかりのとても綺麗なマイヅルソウも登りの道すがらで眺めました。
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振り返ると、雲が少しかかったものの、槍がまだかろうじて見えています。
下のほうに鏡平の池が見えています。
西鎌尾根はこうやって見ても、ほんとにアップダウンがほとんどありませんね。双六小屋からコースタイム5時間で行けるのも納得です。
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このコースを歩くたびに見ているイワナシですが、コット氏は花がまだ咲いてましたよ。
今年は岡山の標高1000mの山でイワナシの綺麗なのを見ましたが、こちらのイワナシは標高2400mで咲いています。
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鏡平から200mほど登ってきたと思われる頃、乗鞍が見えてきますが、すでにガスがかかっていました。
手前の焼岳もガスの中です。
去年は7月末にここを歩いていますが、この辺りは夏道が出ていたので雪の上は歩かなかったと思います。
でも、4,5年前に同じコースを歩いたときはもっと雪がありましたっけ。
槍方面はかなりガスってきています。
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雪渓を越えてからのトラバース風の道は、下から眺めると緩やかに見えるのですが、これが疲れているときはなかなかしんどい登りなのです。
でも、行く手にはミヤマキンポウゲなどの夏山の花が風に揺れて、ほんとに良い雰囲気です。
花に癒されながら、思い足を引きずりながら登ります。